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【ヒンディー語】代表的なインドの野菜16種のヒンディー語の名前と特徴

タイトル画像(【ヒンディー語】代表的なインドの野菜16種のヒンディー語の名前と特徴)

ナマステ、インド在住のKome(@chankomeppy)です。

「野菜」の名前をヒンディー語で理解することは、インド生活やインド旅行にはもちろん、インドカレーを作る際にも非常に役立つ。


ということで、今回は、インドでの日常生活やインド料理レストランで登場率の高い代表的なインド野菜16種の名前とその特徴などついてまとめた。

この記事はこんな人にオススメ
  1. インド在住・旅行者
  2. ヒンディー語学習者
  3. インドカレーが好きすぎて極めたい人

野菜をヒンディー語で理解できるようになるメリット

⇒この項をスキップして単語一覧を見る

八百屋での買い物に便利

インドの路上の八百屋
インドの路上の八百屋

インドでは八百屋さんも野菜の英語名を知っているので、野菜の名前をヒンディー語で言えなくても買い物はできる。

しかし、野菜の名前をヒンディー語で言えると「インドのこと知ってる」ように振る舞うことができるためにボッタくられづらくなり、スムーズに買い物ができる

インド料理のメニューがすぐに分かるようになる

インド料理レストランのメニュー

インド料理レストランのメニューは、英語と見せかけてヒンディー語がアルファベット表記で書かれていることが多い。

野菜の名前をヒンディー語で理解できると、英語の説明書きがなくてもインド料理のメニューを簡単に理解できる

代表的な野菜16選

代表的なインドの野菜

日本人にもお馴染みの、定番インド野菜16種類の名前。

スマホで表の右端が切れている場合は、タッチして横にスクロールできます。

No.日本語英語ヒンディー語代表的な
インド料理
デーヴァナーガリー表記アルファベット
カタカナ表記
1じゃがいもPotatoआलूAloo
アルー
Aloo Masala
Aloo Tikki
2玉ねぎOnionप्याजPyaaz
ピャーズ
Pyaaz Pakora
3トマトTomatoटमाटरTamatar
タマータル
Sev Tamatar
4ほうれん草SpinachपालकPalak
パーラク
Palak Paneer
5ほうれん草
(青菜
SpinachसागSaag
サーグ
Dal Saag
6オクラOkraभिंडीBhindi
ビンディー
Bhindi Masala
7なすびEggplant
Brinjal
बैंगनBaingan
ベーンガン
Baingan Masala
Baingan Fry
8大根RadishमुलीMooli
ムーリー
Mooli ka Achar
9人参CarrorगाजरGajar
ガージャル
Gajar Halwa
10カリフラワーCauliflowerगोभीGobhi
ゴビー
Aloo Gobhi
11グリーンピースGreen PeasमटरMatar
マタル
Aloo Matar
Gobhi Matar
12かぼちゃPampkinकद्दूKaddu
カッドゥー
Khatta Meetha Kaddu
13きゅうりCucumberखीराKheela
キーラー
Kheera Raita
14ゴーヤBitter GourdकरेलाKarela
カレラ
Karela Fry
15青とうがらしGreen Chiliहरी मिर्चHari Mirch
ハリー ミルチ
Hari Mirch ka Achar
16ピーマンCapsicum
Bell Pepper
शिमला मिर्चShimla Mirch
シムラー ミルチ
Bharwa Shimla Mirchi

①じゃがいも

インドのジャガイモ(Aloo) आलू Aloo アルー

インド料理にじゃがいもは必須アイテム。メインから軽食やスナックにまで幅広く使われ、子供にも人気がある人気の高い野菜

上の画像真ん中はAloo Tikki(アル―ティッキー)というじゃがいもコロッケのようなスナックでストリートフードの定番、画像右はAloo Masala(アル―マサラ)というスパイスを使ったじゃがいもの炒めもので簡単レシピの定番。

Batata Vada
左: Vada Pav / 右: Batata Vada

マラティー語では「बटाटा(Batata バタタ)」といい、ムンバイ名物Vada Pav(ワダパオ)の中に入っているじゃがいもの揚物はBatata Vada(バタタワダ)という。

マラティー語とは、ムンバイを州都とするマハラーシュトラ州の公用語。マハラーシュトラ州のほか、グジャラート州の一部などでも話されている。

インドのじゃがいもは、日本のじゃがいもと比較してしっとりしており、茹でてもあまりホクホクしない。

道産子ネタになってしまうが、じゃがバターを作ろうと思ってもホクホク度が足りず、芋もちを作ろうと思ってもベッタリとなってしまい、日本のじゃがいも(というか男爵いも)の感覚で使うと失敗することがある。日本の品種ではメークインに近いのかもしれない。

②玉ねぎ

インドの玉ねぎ

प्याज Pyaaz ピャーズ

玉ねぎはインド料理を作るのに必須アイテム。玉ねぎがメインの料理は少ないが、カレーのグレイビーを作る際にトマトと一緒にみじん切りにして煮込んだり、サイドディッシュで登場したり、玉ねぎなしでインド料理を作ることはできない。そのため、玉ねぎ価格はインドの物価指標にもなっている。

インドの玉ねぎは、画像にある赤玉ねぎが一般的。赤玉ねぎは黄たまねぎよりも辛味が少なく生食に適しているため、カレーの付け合わせとして生の玉ねぎスライスが提供される。カレーの辛さを打ち消してくれるのでついつい食べすぎてしまうが、口臭が大変なことになるので食べすぎに注意しなければいけない。

黄玉ねぎも時期によって市場に出回っているが、赤玉ねぎと比べて高価なので私はほとんど購入しない。

玉ねぎはマラティー語で「कांदा(Kanda カンダー)」という。上の画像右側の玉ねぎのかき揚げのようなスナックはKanda Bhaji(カンダーバジ)またはKanda Pakora(カンダーパコラ)と呼ばれ、ムンバイの路上屋台や、ご家庭でよく食べられている。

③トマト

インドのトマト

टमाटर Tamatar タマータル

トマトもインド料理を作るのになくてはならない存在。インドカレーのグレイビー部分は玉ねぎとトマトのみじん切りを煮込んでできている。

インド料理には「出汁を取る」という概念がないが、その代わりにトマトに含まれる旨味成分の「グルタミン酸」が出汁のような役割を担っている

インドのトマトは、日本のトマトと比べて酸味が強い。酸味の強いトマトと甘味の強い玉ねぎの相性はとてもよく、これら2つの野菜をベースにカレーが作られることに大いに納得。

上の画像真ん中はSev Tameta(セブタメタ)というグジャラート州名物のトマト料理。セブとはベビースタラーメンのような細くて小さい麺のようなスナック菓子で、タメタとはグジャラート語でトマトのこと。画像右側はトマトベースのカレー、Kadai Paneer(カダイパニール)、日本のインドカレーレストランでもメニューにありそう。

④ほうれん草

いんどのほうれん草

पालक Palak パーラク

ほうれん草については説明不要、日本のほうれん草と同じように使えるので、日本食が食べたいときにはほうれん草のお浸しをつくってホッコリすることも可能。

上の画像右側は、日本のインドレストランでもお馴染みのPalak Paneer(パラクパニール)、ほうれん草とパニール(インドのチーズ)のカレーだ。

ほうれん草はベジタリアン向けメニューに使われるイメージがあり、ほうれん草と肉や魚を組み合わせたメニューはレストランでは見かけない。(家庭では作られていると思うが)

⑤ほうれん草(青菜)

インドの青菜(Saag)の種類

साग Saag サーグ

PalakもSaagも、どちらも「ほうれん草」と言われているが、実は違う。

Saagは緑色の葉野菜(青菜)全般のことを指し、ほうれん草や小松菜、チンゲン菜や菜の花などの葉野菜はすべて「Saag」、Palak は Saagの一種類にすぎない。

ほうれん草(Palak)は、先述の通りベジタリアン向けのメニューしか見かけないが、Saagはお肉との組み合わせがある点も両者の違いだ。

とは言っても、インドは広い。地域によってルールは異なるので、Saag=ほうれん草のみを示す場合もある。以前インド料理教室に通った際に、SaagとPalakの違いについて尋ねたところ、「どちらもSpinachだ、同じもので言い方が違うだけ」と言われたこともあるので、その地域で確認してみないと分からない。

⑥オクラ

インドのオクラ

भिंडी Bhindi ビンディー

オクラはレストランでも家庭料理でも大活躍のインド野菜。日本人は歯ごたえが残るくらいの固さで食べることが多いと思うが、インド料理では黒っぽく変色するまで火を通して、かなり柔らかい状態で食べる

以前、日本人好みの固さに茹でたオクラを職場にお弁当で持って行った際、それを食べた同僚のインド人に「これは生か?」と言われたことがある。

上の右側の画像はBhindi Masala(ビンディーマサラ)、マサラ(スパイス)とオクラを炒めた、ドライまたはセミドライのカレー。

オクラは英語でもOkra(オクラ)で通じる。ヒンディー語で発音するときは、正確にはビ(ヒ)ンディーとなる。(ヒ)の部分は有気音で、息を強く吐きながら「ビ(ヒ)」と発音する。無気音だとबिंदी(Bindi ビンディー)となり、インド人女性がおでこの真ん中(眉毛の間)に付ける丸いシールのことを意味してしまう。

ビンディーを付けるインド人女性
Bindi ビンディーを付けるインド人女性

⑦なすび

インドのなすび

बैंगन Baingan ベーンガン

ヒンディー語名の他に、インド英語で「ब्रिंजल(Brinjal ブリンジャル)」とも言われる。

インドのなすびの種類は豊富で、小さいもの、長いもの、米ナスなど様々で白なすびも手に入る。

▼インドで入手可能な色んな種類のなすび
インドで入手可能な様々な種類のなすび

小さいもの:छोटे बैंगन(Chhote Baingan チョッテーベーンガン)
インド英語で Small / Baby Brinjal
Chotta=小さい

長いもの:लंबे बैंगन(Lambe Baingan ランベーベーンガン)
インド英語で Long Brinjal
Lamba=長い

丸いもの:गोल बैंगन(Gol Baingan ゴールベーンガン)
インド英語で Round Brinjal
Gol=丸

白いもの:हरे बैंगन(Hare Baingan ハレーベーンガン)
インド英語で Green Brinjal
Hara=緑色

これらを組み合わせればどんな種類のなすびでもヒンディー語で表現できる。

なすびを使った有名なメニューは、小さいなすびや長いなすびのカレーであるBaingan Masala(ベーンガンマサラ)や、米ナスをスライスして揚げたBaingan Fry(ベーンガンフライ)など。

インドのなすびを使った料理
左: Baingan Masala、右: Baingan Fry

⑧大根

インドの大根

मुली Mooli ムーリー

大根もインドでよく食べられるが、日本のものより苦くて辛いのが特徴。また繊維も多いため、日本のような大根おろしは作れない。

上の画像右側のピクルス(Achar アチャール)で使われたり、炒め物やパラタの具材に使われたりする。旬は冬で、冬の大根は甘いような気がする。

➈人参

インドの人参

गाजर Gajar ガジャール

インドの人参は、赤くて細長いもの(画像左)と馴染みのあるオレンジ色のもの(画像右)の二種類が売られている。赤い人参は甘くておいしい

赤い人参はインド亜大陸でもともと食べられていたようで、देसी गाजर(Desi Gajar デースィー ガジャール)と呼ばれる。

देसी Desi
「インド亜大陸固有の」「インド亜大陸産の」「ローカルの」というような意味。

赤い人参の旬は冬で、冬になると赤人参の甘~いお菓子(Gajar ka Halwa)が 「冬の名物料理」として北インドを中心に各地で食べられる。

Gajar ka Halwa

⑩カリフラワー

インドのカリフラワー

गोभी Gobhi ゴビー

カリフラワーはベジタリアン向け料理に使われる定番の具材のひとつだ。

上の画像真ん中はじゃがいも(Aloo)と合わせたAloo Gobhi(アルーゴビー)、画像右側はグリーンピース(Matar)と合わせたGobhi Matar(ゴビーマタル)だ。

ノンベジタリアンメニューをベジタリアン向けメニューにアレンジする際にもカリフラワーはよく使われ、タンドゥーリチキンの代替としてTandoori Gobhi(タンドゥーリゴビー)、チキン65の代替としてGobhi65(ゴビー65)などがある。

インドのカリフラワー料理
右: Tandoori Gobhi、左: Gobhi65

また、ムンバイ名物Pav Bhaji(パオバジ)はカリフラワーを煮込んでトロトロにしたもの で、カリフラワーの形は残っておらず想像しづらいがカリフラワー料理である。

パオバジ
Pav Bhaji

⑪グリーンピース

インドのグリーンピース

मटर Matar マタル

グリーンピースは、日本ではすでに調理済みのものが冷凍食品や缶詰で売られていることが多いが、インドではサヤに入った状態で売られている。スーパーではサヤから出したものがパック詰めで売られている。

生グリーンピースの方が甘味が強くほくほくした感じ。

代表的な料理は、上の画像真ん中のAloo Matar(アルーマタル)と画像右側のGobhi Matar(ゴビーマタル)。前者はじゃがいもとグリーンピース、後者はカリフラワーとグリーンピースのカレーで、日本のインド料理レストランでもよく見るし、家でも簡単に作れるので家庭料理の定番でもある。

⑫かぼちゃ

インドのかぼちゃ

कद्दू Kaddu カッドゥー

インドのかぼちゃは種類にもよるが基本的には非常に大きいので、カットされたものを購入する。八百屋さんの場合、カットされた断面が外気にふれてカピカピになっていたり、あとは汚染もキニナルところ。

カットされたかぼちゃ

日本のものより水々しくて瓜感が強いというのが個人的な感想。インドのかぼちゃで煮物を作るとべちょべちょになってしまい、全然ほくほくしない。料理が上手な方だとここら辺はうまく調整できるのかもしれないが、日本のレシピ通りに作ると成功しない。

有名なかぼちゃ料理は、上の画像右側のKhatta Meetha Kaddu(カッターミーターカッドゥー)。Khatta=「酸っぱい」、Meetha=「甘い」を意味し、甘くて酸味のあるかぼちゃ料理で、北インドでよく食べられている。また、これに似た料理でKaddu Ambal(カッドゥーアンバル)というジャンムーカシミール名物のかぼちゃ料理もあり、これも甘酸っぱい。

Kaddu=Pumpkinであるが、うり科かぼちゃ属の野菜を幅広く指しており、かぼちゃの一種であるズッキーニもKadduに含まれる。ズッキーニはエキゾチック野菜で高そうなイメージがあるが、大都市ならローカルの八百屋さんでも売っており、小さいものなら1本20~30ルピーくらいで手に入る。

⑬きゅうり

インドのきゅうり

खीरा Kheera キーラー

インドのきゅりは、日本のものよりも太く、皮は白っぽくてつぶつぶがないものが一般的。以下の断面図をみると分かるように、真ん中の種の部分が非常に水々しい

インドのきゅうりの断面図

そのため、巻き寿司や野菜スティックに使う際は真ん中の部分を取り除いたほうが日本人好みに仕上がる。

一部のスーパーでは濃い緑色で日本のきゅうりに近い品種が売っていることがある。

きゅうりは、上の画像右側のKheera Raita(キーラーライタ)というヨーグルトサラダなど、サラダとして使われたり、フルーツ用のマサラ塩を振りかけてスナックとして食べられたりと、生のままフルーツ感覚で食べられている野菜のひとつだ。

マサラ塩をかけたきゅうりを提供する屋台
マサラ塩をかけたきゅうりを提供する屋台

⑭ゴーヤ

インドのゴーヤ

करेला Karela カレラ

日本では沖縄料理でお馴染みのゴーヤは、インドではメジャーな野菜。

日本では中のワタと種を取って食べるが、インドではワタも種も取り除かずに食べる。しっかりと調理して火を通すと、中のワタは甘く、種は柔らかくなる。

日本では歯ごたえと彩り(緑)を重視して「茹ですぎ注意」だなんて言われるが、外側の皮が黒ずむまで調理するのがインドスタイル。

私がすきなゴーヤ料理は、上の画像右側のKarela Fry(カレラフライ)、ゴーヤのスライスをディープフライした料理。

⑮青唐辛子

インドの唐辛子

हरी मिर्च Hari Mirch

青唐辛子はインド料理になくてはならないわき役(?)で、色が濃ければ濃いほど、細かく刻めば刻むほど辛くなる。

唐辛子全般が「Mirch(ミルチ)」と呼ばれており、Hari Mirch=緑色の唐辛子という意味である。

赤唐辛子の場合は、「赤い」を意味する「लाल(Lal ラール)」を用いて「Lal Mirch」と呼ばれる。

青唐辛子がメインの料理は、上の画像右側のHari Mirch ka Achar (ハリーミルチカアチャール)という唐辛子のピクルスなど。

ししとうも緑色の唐辛子なのでHari Mirchの一種。これにひよこ豆の粉(ベサン粉)をまぶして揚げたMirch Pakora(ミルチパコラ)は人気スナックのひとつ。

ミルチパコラ(ししとうの天ぷら)

⑯ピーマン

インドのピーマン

शिमला मिर्च Shimla Mirch シムラーミルチ

唐辛子の一種に分類されるピーマンは「Mirch」のひとつ。

Shimla(シムラー)とは、ヒマチャールプラデーシュ州の州都であるシムラーという都市の名前。

イギリス植民地時代、シムラーは「夏の首都」として多くのイギリス人が生活した。もともとインドにピーマンは存在しなかったが、イギリス人がインドに持ち込み、シムラーで大量生産され、市場に出回った。そのため「シムラーのミルチ(ピーマン)」=「Shimla Mirch」と呼ばれるようになった。

また、ピーマンは英語では「Bell Pepper」や「Green Pepper」と呼ばれるのが一般的だが、インド英語では「Cupsicum(カプシカム)」と呼ばれる。これは古い英語で、インド以外の国では普通使わない。

インド原産の野菜ではないが、今では定番インド野菜のひとつとなっており、野菜炒め料理などに幅広く使われる。

私がすきなピーマン料理は、上の画像右側のBharwa Shimla Mirch(バルワシムラーミルチ)というピーマンの中にスパイシーなじゃがいもが詰まった料理。

さいごに

今回紹介したものは、本当に使用頻度が高いものばかり。永遠のヒンディー語初心者である私も、さすがに覚えたよ。

ぜひ覚えて使ってみてください!!