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【インド旅行】ホテルを事前に予約をしたのに泊まれない問題と対処策(体験談まとめ)

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インドゆるゆる生活

タイトル画像(【インド旅行】ホテルを事前に予約をしたのに泊まれない問題(体験談まとめ))

ナマステ、インド在住(現在一時帰国中)のKome(@chankomeppy)です。

私はインド旅行が大好きなので、最低でも月イチでどこかに旅行していた(早くインドに戻ってまた旅行したい)

高級ホテルに泊まればトラブルはほとんどないのだろうが、私が主に利用するのはインドの3つ星ホテル(価格帯は地域にもよるがだいたい1泊2000ルピー~3000ルピー)。この価格帯の宿は、シンプルで水回りやシーツは清潔、部屋の掃除も行き届いていて快適に過ごせるのだが、トラブルに遭遇することもある。

例えば、予約して代金も支払っているのに、いざ宿に着いてみたら予約がないとか言われて泊まれなかった!

予約したのに泊まれない問題。これは結構あるあるなのではないだろうか。

事前に予約しているのに、宿泊代金をすでにオンラインで支払い済みなのに、泊まることができず、宿で返金してもらうこともできない。私はここ1~2年で予約した宿に泊まれない事件に4回遭遇した。全部返金してもらえたので金銭的なダメージはなかったが、大事な旅行の時間を無駄にしてしまった。

泊まれない理由もいろいろあって面白いので、その体験談をまとめたいと思います😂

この記事はこんな人にオススメ
  1. インド旅行者

▼ 目次はこちら

① 外国人お断り(2018年9月 チャンディガール)

2018年9月、チャンディガールへ旅行した。チャンディガールとは北インドにある連邦直轄領で、ル・コルビュジエとその弟子がデザインした計画都市。2017年にル・コルビュジェの建造物が世界遺産に登録されたことによって観光客が増えたものの、外国人観光客は少ない。

チャンディガールの地図
チャンディガールはこの地図におさまるほどの小さな町。町が整然としているのが地図からも分かるでしょう!(2018年9月撮影)

この時に予約したのが、OYOホテル (1) 。今となっては悪名高き(?) OYOだが、この当時はそこまでネガティブな印象を抱いていておらず、可もなく不可もなくといったところ。コーポレートカラー(赤)の主張が強すぎるなぁくらいにしか思っていなかった。

1:OYO(オヨ)とは、インドの若いお兄さんが牛耳るホテルグループ。個人が営む小さめの宿泊施設を中心にフランチャイズ契約を結びまくり、わずか数年でマリオットに次いで世界で2番目に「客室数」が多いホテルグループとなった。提携ホテルは、OYOの赤い看板、赤いクッションカバー、赤いベッドスロー、アメニティを使い、従業員も赤いポロシャツを着ているのが特徴。AIを駆使しており、ホテルチェーンというよりはテクノロジーカンパニーで、最近は迷走気味。

OYOホテルというだけで3つ星ホテル扱いとなるのだが、モーテルみたいなところから3つ星以上のクオリティの宿まで様々。

2019年に日本にも進出して一時話題となったが、日本市場をよく理解しないまま勢いで突っ込んでいった結果、うまくいっていないご様子。

そんなOYOと提携している宿に着き、チェックインの手続きをするためにフロントでパスポートを提出すると、私のパスポートを見たフロントのお兄さんが「マーム、少々お待ちを」と言って奥の方に消えていく。すると、宿のオーナーのおじいちゃんが奥から出てきて、残念そうに私にこう告げた。

外国人を泊めることができないんです。

学生時代を含め、どんな安宿でも外国人だからということで断られたことはない。「さては私を騙そうとしているのでは?」と疑うも、おじいちゃんは「インド人しか泊められない」「申し訳ない」「何とかするからちょっと待って」と、問題解決に協力的な姿勢を見せる。

私が宿を予約したのは、「MakeMyTrip(メイクマイトリップ)」というインド版エクスペディアとも言える大手オンライン旅行代理店のアプリ。ブッキングドットコムやエクスペディアなんかと違って、メイクマイトリップのユーザーはほとんどがインド人。そのため宿側は外国人の予約を想定しておらず、私の予約も「インド人」のものだと思い込んでいたそうだ。「外国人の予約だと認識していたら宿からキャンセルの連絡を入れたのに」と言われたが、認識してもらえなかったのでどうしようもない。

「私、アダールカード (2) を持っているので、インド人扱いにしてもらえませんか?」とお願いするも、「バレたらやばいから…」ということで取り合ってもらえなかった。真面目か ('ω')ノ

2:アダールカード(Aadhaar card)とは、インド国民の識別番号を示したカードのこと。社会保障番号的なものに指紋・虹彩・顔写真が関連付けられており、顔写真付きの身分証明書として使うことができる。外国人も申請すれば登録可能だが、登録している外国人は少なく、外国人が登録できるということを知らない人も多い。そのため、アダールを持っている人=インド人というイメージが強め。

日本のニュースではなぜか「アドハー」と言われており、非常に謎。

おじいちゃんはOYOの地域統括担当者に連絡して近隣のOYO系列の宿の空室を確認し、追加料金なしで他のOYOホテルに泊まれるように手配してくれた。おじいちゃんの落ち着き具合や対応に慣れている様子から、外国人がやって来てしまったのはこれが初めてではなさそうだ。

外国人がインドの宿に泊まる場合、宿側は「Form C」を国に提出しなければいけない。宿泊する外国人の名前や母国の住所、電話番号、どこから来たか、次の目的地はどこか、滞在予定日数などの細かな情報に加え、顔写真とIDのコピーをオンラインでアップロードして手続きをする。オンライン提出の設備が整っていないから外国人を泊められないのだろうか?それとも他に何か理由があるのだろうか?おじいちゃんによると、OYOでは外国人が泊まれない宿は珍しくないとのこと。私がこれまでOYOで難なく宿泊できていたのは、もしかしたらラッキーだったのかもしれない。

外国人を泊めることができない理由は結局最後までよく分からなかったが、「こんなこともあるんだな」くらいに軽く受け流すことにした。今回はきっと運が悪かっただけ、きっとそうだ!次からはOYOを使わないように気をつければいいだけの話である。

教訓①

OYOは外国人不可のところがあるので避けるべし。

② 外国人お断り(2019年6月 プネ)

2019年6月末、週末を使って電車でプネに遊びに行った。プネは西インドにあるインド有数の学術都市。ムガル帝国がブイブイ言わせていた時代に、ムガル帝国に対抗する一大勢力であったマラーター王国の本拠地として栄えた場所でもあり、ガネーシャ祭り発祥の地でもある。

プネジャンクション駅
プネ・ジャンクション駅にて(2019年6月撮影)

ムンバイから電車で3~4時間で行ける距離にあるので、週末にサクっと旅行するのにぴったり。土曜日の午前中、ムンバイから電車に乗り、お昼過ぎにはプネに到着。予約していたそこそこ綺麗なローカル3つ星ホテル(OYOではない)に行くと、フロントでこう告げられた。

マーム、あいにくうちは外国人は泊まれません

なにーーーー!こんなに綺麗なのに、いかにも外国人泊まれそうなかんじなのに、ダメなのー?!

これは前回のチャンディガールのときと同じパターン。

しかし一つ違うことが。ここはOYOなどのフランチャイズ提携ホテルではなく、個人経営のホテル。前回のOYOのように、近隣で空室があるホテルを手配してもらうことはできない(=自分で手配する必要がある)。

また、すでにオンラインで支払い済みの宿代に関しても「宿代はメイクマイトリップに支払われており、まだ我々の手元には届いていません。ですから、ここでキャッシュで返金することはできません」とのこと。まぁ言ってることは分かるけど、悔しい。

「メイクマイトリップのカスタマーサポートに連絡したらどうですか。」と言うのでその場で連絡。どうですかじゃなくて、フロントの人が電話してくれればよくない?「俺らは関係ない」「面倒なことには巻き込まれたくない」「外国人なのに予約したお前が悪い」という感じが伝わってくる。前回のおじいちゃんの対応とは天と地の差。

オペレーターに「宿の説明文ちゃんと読みましたか?外国人が泊まれないなら【Only Indian nationals are allowed】と明記されていますから」と言われドキッとする私。そんな項目があるだなんて知らなかった。前からあったっけ?というか、外国人が泊まれないなら「あなたはこの宿に泊まれません」的なエラーメッセ―ジが予約前に出るようにしてほしいんだが。ユーザーはインド人を想定しているからそういうニーズがほとんどないのは理解しているけど。

オペレーターに確認してもらうと、説明文には何も明記されておらず、宿のスタッフと直接話がしたいということで電話をかわる。話がついたようで、すでに支払い済みの宿代はメイクマイトリップから無事返金されることになった。

近くで空室がある宿を自分で手配し直して一件落着したものの、2時間くらい観光の時間をつぶす羽目になってしまった。

▼ちなみに、外国人不可の場合、メイクマイトリップのアプリではこんな風に表記される。

メイクマイトリップの説明文①

▼外国人OKの場合

メイクマイトリップの説明文②

▼ほかに、未婚のカップルも注意が必要。

メイクマイトリップの説明文③
メイクマイトリップの説明文④

外国人の宿泊可否に関して、なぜ「Guest Profile」ではなく「Society Rules」の欄に書かれているのかが不明。ゲスト欄に書いてくれないと見逃すリスクが高まるのではないか。

教訓②

個人経営も外国人不可のところがある。

予約前に宿の説明文は熟読すべし。

③ OYOグループから脱退した(2019年8月 デリー)

2019年8月の3連休、ふと思い立ってデリーに遊びに行くことにした。デリーはインドの首都で、知らない人はいないと思うので説明は割愛。

行きたいところがたくさんあったので、旅行1日目の朝から動けるように早朝のフライトを取ろうと思ったが、私は朝が弱い。寝坊したら元も子もないので、前日の夜に仕事が終わってからデリーへ向かうことにした。デリー到着後はできるだけ早く寝れるように空港近くの宿(外国人OKと明記されているOYO)に泊まり、翌朝に南デリーの宿に移動する予定でいた。宿の予約はぎりぎりになってしまい、出発前日に押さえた。

飛行機がディレイすることになり、出発ゲートはカオスに。

デリー行きの飛行機が遅延してカオス
ムンバイ空港の出発ゲートでは「おいどーなってんだよ?」「飛行機何時になったら飛ぶんだ?」と乗客が職員の周りに集まってカオス(2019年8月撮影)

予定よりも3時間ほど遅れ、デリーに到着した時には夜中の1時をまわっていた。

タクシーで宿の近辺に着くも、なかなか宿を見つけられない。住所が示す場所にOYOホテルがないのだ。タクシーを降りて周辺をぐるぐる歩いていると、私が予約したOYOホテルと思しき宿を発見。その宿はOYOホテル特有の赤い看板を掲げていなかったが、ホテル名は一致しているので、ここで間違いない (3)。

3:OYOと提携しているホテルは、「OYO」+「管理番号」+「各ホテルの元々の名前」という名前になる。例えば、OYO 123456 Hotel ABC、OYO 898989 India Royal Hotelという感じ。

▼OYOホテルは普通、こういう赤い看板をドーンと掲げているので目立つが、この宿には掲げられていなかった。
OYOホテル

フロントでメイクマイトリップの予約画面を見せてチェックインの手続きをしようとすると、フロントのお兄さんにこう告げられた。

マーム、あいにく僕たちはもうOYOホテルじゃないんです。1週間前にOYOとの契約を解除したので、OYOホテルとしての予約は受け付けていません。

言っている意味がわからない。私は出発前日にメイクマイトリップで予約をした。1週間前にOYOと契約解除したのに、なぜ出発前日にメイクマイトリップでOYOホテルとして予約できたのか。

「いや~、それはメイクマイトリップ側のエラーじゃないですか?僕たちにはわかりません🤷🏻‍♂️」

確かにOYOの看板はないし、フロント周辺にOYOアイテムが一切なく、フロントのお兄さんもOYOのポロシャツを着ていない。OYOホテルではない雰囲気が漂っている。

「空室はあるので、部屋代を払ってもらえれば、今すぐにお部屋で寝ていただいて構いません」という。私の予約は「OYOホテル」としての予約なので、すでに支払い済みの宿泊代金はOYOに振り込まれてしまい、このホテルには一銭も入ってこないため、宿泊するなら払い直す必要がある。こんなことになるなら空港のホリデーインに泊まるべきだったと後悔しながらも、この宿に泊まることに。

翌朝メイクマイトリップにのカスタマーサポートに電話して事情を話す。オペレーターも困惑しているご様子。宿の人と直接話したいというのでフロントのお兄さんに電話をかわると、ヒンディー語で「もうOYOではない」的なことを熱弁している。

オペレーターと再度話すと「返金できる」とのことで、結局詳細は分からないまま支払い済みの宿代は無事返金された。

チェックアウト時、宿のオーナーが出てきて、OYOの悪口を聞かせられた。オーナーによると、OYOの人工知能による価格設定やコミッションが不満だったとのこと。AIは便利だけど信頼できず、これまでに培った自分自身の経験のほうが信頼できるので、この度OYOとの提携を解除し、彼が保有する何軒かのホテルを小さなホテルグループとして運営していくのだそうだ。

OYOが出てきた当初は、個人経営のホテルオーナーはみんなOYOに飛びついたそうだ。こんな魅力的な契約があるのかと。しかし数年経った今、OYOとの提携を解除するホテルも増えてきているという。

旅行後に、メイクマイトリップでこの宿を検索してみたところ、OYOホテルではなく一般のホテルとして登録されていた。私はものすごい悪いタイミングでこの宿を予約してしまったようだね。いとアンラッキー。

教訓③

OYOホテルは避けるべし。

④【詐欺?】オンライン予約をやめた(2019年9月 ラクナウ)

2019年9月、旅行でラクナウを訪れた。ラクナウは北インドのウッタル・プラデーシュ州の州都で、ムガル帝国時代にアワド太守がおさめていた地域。ゴリゴリのムスリム都市で、インドでは珍しいシーア派の建物が残っている。ファブリック好きにはチカン刺繍で有名な街だ。

スケジュールの都合上、いい時間帯に飛行機がなく、夜遅くの便でラクナウに向かう。

ラクナウ行き飛行機に搭乗する旅客
搭乗時間になっても「搭乗開始」のアナウンスがないのでソワソワして出発ゲート付近に集まり出す人多数。(2019年9月撮影)

ラクナウに到着したのは2時過ぎ。ムンバイからだと結構遠いのよ。

空港からタクシーで宿に向かおうとするも、まずここでひと悶着。Uberで車を予約したのだがドライバーが空港からものすごい遠いところにいて、しかも電話にも出ず、キャンセル。

他にUberの車が走っていないようなのでOla(インド版Uber)で予約し直す。地方都市はUberよりもOlaの方が使っている人が多い傾向があるように個人的には思う。Olaの車はすぐにやって来たのでドライバーにOTP(One Time Password)を伝える(Olaは乗客がOTPを伝えないと乗車を開始できない)。するとドライバーが「支払い方法はオラマネー(電子マネー)か現金か」と聞いてきた。オラマネーだと答えるとなにやらヒンディー語(ウルドゥー語)でワーワー言いだす。残念ながら私のヒンディー語能力では聞き取ることはできず、ドライバーも全く英語を喋ることはできない。早くホテルに行ってくれと頼むも、ドライバーは私を後部座席に乗せたままどこかに消えた。

約10分後、ドライバーは英語が少し話せる人をどこからか連れてきた。彼によると、ドライバーは現金を一切持っていないため、現金で支払いをしてくれないと困るという。Olaのアプリによると空港からホテルまでの推定運賃が300ルピー弱。早くホテルで寝たいので、300ルピー現金で支払うから早くホテルに連れて行ってくれ、ということで話がつく。すると、その英語が少し話せる人が、俺の車なら250ルピーでいいぜ!さぁ乗ってけ!とか言い出す。ヒンディー語しか話せないドライバーも、ぼくは英語を話せないから、彼にお願いした方がいいとか言う。あぁ、そうですか、じゃあお願いします。白タクなので何かあったときのために一応車とドライバーの写真を撮って乗車。

そんなこんなでタイムロスしたが、夜中の3時過ぎにやっと宿に到着。ようやく寝れるぞ~と思うも、衝撃の一言。

もうオンライン予約をやめたので、あなたを泊めることはできません。

はい~???

このご時世に、電話と来店だけでやっていこうというんですか?

いやいや、話はそこではない。私はブッキングドットコムで予約し、すでに宿代も支払い済みなのだ。オンライン予約をやめたなら、なぜブッキングドットコムにお宅の宿の情報が表示されるんですか!なぜブッキングドットコムでお宅の宿が予約できるんですか!(このときは訳あってメイクマイトリップではなくブッキングドットコムで予約)

ブッキングドットコムのインドカスタマーサポートに連絡するも通じない。チーン・・・

早く寝たいので、ブッキングドットコムには明日クレームするとして、今ここで部屋を取るとしたらいくらなのかと聞くとブッキングドットコムで予約した宿代の2倍!足元みやがって!絶対に支払いたくない。

やむなく、隣のホテルに泊まることにした。この当時、宿のトラブルが相次いでいたので、プランB、プランCになり得るホテルが近隣にあるかを事前に確認していたのだ。そのおかげでスムーズに寝床を確保することに成功。

さ~て寝るぞ!と思ったら一通のSMSが届いた。何かと思って見てみると、Olaからの支払いの連絡。あれ?私、Olaに乗ってないよ?白タクで来たよ?

あーーーーー!OlaのドライバーにOTPを伝えたまま(乗車開始)、乗車をキャンセルせずに白タクに乗ってしまった!

Olaのドライバーはそのまま遠いところまで走り続けたらしく、オラマネーが1000ルピー分引かれていた。乗ってないのにね。

空港の近くで待機して、OTPを聞いて乗車をスタートさせ、他の車に乗せて現金で支払わせ、自分は適度に遠くまで乗車を終了させれば高額ゲット。支払い方法はオラマネーだからオンラインで支払われるしね。そういう手口なのかな。ムンバイに住んでいると平和ボケする…

乗車終了地点は旅行者が絶対に行くことのないような場所なので、オペレーターを納得させられる自信があり、すぐに返金クレームの電話をした。オペレーターによると、ドライバーに確認する必要があるとのことで、折り返し連絡をくれるとのこと。いざというときのために撮影しておいた白タク(Olaドライバーのグル)の写真も役に立つかもしれないので、メールでも送付

翌朝、ブッキングドットコムに再度連絡。昨晩繋がらなかった!と文句を言うと、インドのカスタマーサポートは24時間対応ではないらしい。メイクマイトリップは24時間通じるんだけどな…。私が問題の宿にもういないため、ブッキングドットコムから宿に直接連絡して調査するとのことで、その後はメールでやり取りをした。

Olaについては、数日後にオラマネーが無事返金された。悪いことしてもバレるんだからね~!

ホテルについては、ブッキングドットコムから宿に連絡しても全然繋がらず、2週間たっても連絡がつかない状況が続いた。宿側は完全にだんまりを決め込んだようである。「これ以上お客様をおまたせするわけに行きませんので無料キャンセルの手続きをいたしました。」とのことで、無事全額返金され、これに加えて「ご迷惑をおかけしました」ということで、予約代金の10%分がクーポンとして発行された。

めでたしめでたし?

教訓④

悪いやつはどこにでもいるが、ちゃんとした会社を通して予約すれば返金される。

インドの3つ星ホテルは、3つ星ホテルではない。

インドの3つ星ホテルは、モーテルのような「The★安宿」というところから、日本のビジネスホテル感覚で使えるようなところ(一般的な日本人にとって全く抵抗がない)まで、非常に差が激しい。

▼どちらも3つ星ホテルだなんて信じられるだろうか。

ジンジャーホテル
ジンジャーホテルグルガオン

OYOホテル
OYOホテルグルガオン

この二つが同じ「3つ星」に分類されてしまうだなんて、私は信じられない!インドでバジェットホテルを探すときは、予約サイトの星の数で選んでもあまりあてにならない。予約サイトが星の数を決めているのかと思いきや、Ministry of Tourismが決めているようだ。なおさら信用ならない。

もともとインドのホテルは「豪華」と「安宿」の二極で、その中間がすっぽりと抜けていた

それがここ20年で変化。幅広い層がインド国内を旅行するようになり、バジェットホテルへのニーズも高まる。2004年にインド最大財閥のタタグループのタージホテル(IHCL)がジンジャーホテルを開業し、それ以降じわじわと増え続け、2010年過ぎに市場がドカーンと爆発したようなイメージがある。

Ginger Hotel(ジンジャーホテル)はタージ系列ということで安心だし、日本のビジネスホテルと比べても遜色ないレベルだと個人的には思う。

Clarks Inn(クラークスイン)も宿泊したことがあるが、シンプルで清潔でとても快適だった。

バンガロール発のbloom rooms(ブルームルームズ)は内・外観ともにスタイリッシュ。若者に受け入れられている。

フランチャイズだとTreebo(トゥリーボ)がもっとも管理が行き届いているように思う。個人的な信頼度は、①Treebo>②Fab Hotel>③OYO。

上記のようなホテルチェーンでは、トラブルに遭遇したことは一度もない。

個人経営の小さなホテルだと、私がプネの宿で経験したように「外国人お断り」の可能性がある。OYOだと、明らかに「安宿」なのに「3つ星」ぶっていたり、その他もろもろ様々な問題が起きる可能性がある(あまりにもザックリ過ぎるが、とりあえずオススメできないということを伝えたい)

いろいろ泊まってみた結果、バジェットホテルに宿泊する場合は大きなチェーンがいい、と何周かまわって気づく。(遅い)

できることならば、タージ(又はそのレベルの宿)に泊まりたいものだが、予算的に厳しく、時々のご褒美でしか泊まることができない。これからもバジェットホテルにお世話になると思うので、業界の動きも気になるところ。

こちらの記事(英語)によると、インドにある宿泊施設のうち、まだ「ブランド化」されていない個人が経営するバジェットホテルは7万5000軒超もあるそうだ。インド全体で何軒の宿泊施設があるかは不明だが、日本の場合は5.2万施設だという(出典:日本全国ホテル展開状況(2020年1月現在)ので、とりあえずすごく多いらしい。フランチャイズ化するのかな。

まとめ(対処策)

私が経験したトラブルと教訓は・・・

地域ホテルトラブル教訓
地方都市
チャンディガール
OYOホテル外国人お断りOYOは外国人不可のところがあるので避けるべし。
地方都市
プネ
個人経営ホテル外国人お断り個人経営ホテルも外国人不可のところがある。
予約前に宿の説明文は熟読すべし。
大都市
デリー
元OYOホテルOYOホテルの予約拒否OYOホテルは避けるべし。
地方都市
ラクナウ
個人経営ホテルオンライン予約拒否人を騙す悪い奴はどこにでもいるが、
大手サイトを通じて予約していればその後の対応が安心

これらに加え、私は経験したことがないのだが、「予約するのがあまりにも直前すぎると、チェックインまでに宿に予約情報が届いてないこともある」とブッキングドットコムのカスタマーサポートのお姉さんが教えてくれた。

フランチャイズ(FC)の宿の場合だと、

顧客がチェックインブッキングドットコムで予約
➡ 予約情報がブッキングドットコムからFC本社の予約システムにリアルタイムで送られる
➡ FC本社から各提携ホテルへの予約情報送信は、リアルタイムではないこともある(システムによる)
➡ 予約情報がホテルに届く前に顧客が宿に到着してしまったら、「あなたの予約がありません」となる。

これまで私は出発前日・当日に宿を予約していたこともあったが、この話を聞いて、これからは直前の予約は避けようと思った。

この例のように理由があって「予約がない」ならば理解できるが、騙す目的で「予約がない」と言って二重に支払わせようという悪徳な輩も存在する。何が何でも絶対に騙されたくないという人は、事前に予約だけして、現地で直接支払う(事前にオンライン決済しない)のがいいのかもしれない。

ホテルの予約トラブルに巻き込まれないためには・・・

  • OYOに泊まらないようにする
  • 外国人が泊まれるか事前に確認する
  • 大手サイトを通じて予約する
  • トラブルに巻き込まれたらカスタマーサポートにすぐ連絡する
  • 宿で「直接払い」のオプションがあれば検討する
  • いざというときのために、プランB・Cも検討する
  • 直前の予約は避ける

OYOファンの方には申し訳ないが(if any)OYOに対する圧倒的不信感

どうしてもインドでOYOホテルに泊まりたい場合は、オンライン旅行代理店ではなく、OYOのサイトから直接予約しないと、トラブルが起きた際に非常に面倒。おそらく全てのOYOホテルが、インターネット上(旅行サイトを含む)に宿の個別の電話番号を掲載せず、OYOのカスタマーサポートの電話番号を掲載している。そのため、何かあった際に宿に直接連絡できず、カスタマーサポートに問い合わせなければいけない。

OYOのカスタマーサポートでは、「OYOの予約番号」がないと基本的に取り合ってもらえない。仮にメイクマイトリップでOYOホテルを予約すると、メイクマイトリップの予約番号しか発行されず、「OYOの予約番号」が分からない。メイクマイトリップのシステム上には記録されているのかもしれないが、ユーザーの目の見えるところには「OYOの予約番号」が表示されない。

OYOのカスタマーサポートに連絡しても、OYOの予約番号がわからないと、なかなか話が進まずかなりイライラする。宿に直接連絡できないだけでもイライラするのに、さらにOYOの予約番号も求めてくるだなんて。ここ最近のOYOには一切いい思い出がないよ…。

OYO関連のトラブルにもう巻き込まれたくないからね!とかいいつつ、トラブルも時間が経てばネタになるからおもしろいんだけどね!

おしまい。