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【衣・食・住・旅・娯】インド生活のいいところ ~「衣」編~

タイトル画像(【衣・食・住・旅・娯】インド生活のいいところ ~「衣」編~)

【衣・食・住・旅・娯】インド生活のいいところ ~「衣」編~

インドでの生活と聞くと、多くの人は「大変そう」と思うに違いない。

日本人はインドに対する固定概念(危険、汚い、カオス、すぐお腹壊す、等々…)があまりにも強すぎて、インド生活に対してマイナスなイメージを持ちすぎだと思うので、インドが大好きなわたくしKomeが、インド生活のいいところを「」「食」「住」「旅行」「娯楽」別にまとめてみることにした。

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今回は「」編だよ~!

この記事はこんな人にオススメ

  1. インドに住む予定の人
  2. インド在住者
  3. インド生活が嫌でしょうがない人

住めば都、インド

気軽にオーダーメイドで服を作れる

オーダーメイドと聞くと、高級品というイメージがあるが、インドではテーラーさんに服を仕立ててもらうことは一般的

日常的に着る服の場合

生地を購入し、仕立て屋さんに持っていく。仕立て代は1着500ルピー~1000ルピー(約750円~1500円)程度。

お気に入りの服を持ち込めば、そのデザインをまるまるコピーしたものを作ってもらうこともできる。可愛い布を見つけたら、これであれつくろうかな?と想像を膨らませるのも楽しい。

  1. 生地屋さんで生地を購入
  2. 仕立て屋さんに持ち込む→採寸
  3. 出来上がり(数日~1週間)

▼こんな風にかわいく出来上がります!

オーダーメイドで作ったワンピースとクルタ
オーダーメイドで作ったワンピース(右)とクルタ(左)

オーダーメイドで作ったサルワールカミーズ
オーダーメイドで作ったサルワールカミーズ

ひとりごと

日本に住んでいると、服=既製品が当たり前。自分で生地を選んだり、自分でデザインを決めたりする機会は滅多にない。いざゼロから服を作ってもらおうとすると「どうしよう…」と思うことばかり。袖の長さは?襟はどうする?形は?デザインは?なにか装飾する?ボタンはどれにする?アイディアが全然浮かばず、今まで何も考えずに既製品の服を買っていたんだな…と痛感した。

一度服を作りはじめると、もっとかわいい服を作りたい!と思い、生地やデザインについて自分で調べるようになる。いまでは「あ~いう服が欲しい!」「こ~いうデザインにしたい!」「あの服パクりたい(←)」と自分の欲しいものが「明確」になった。

インドで生活していると、自分の欲しいものは何か、自分がやりたいことは何か、自分はどう思っているのか、自分自分自分・・・自分の考えをしっかりと持たなければいけない機会が多い。

優柔不断な人や、なんでも他人に合わせてしまう人は、インドで生活すれば「自分」を持てるようになる。

▼布を買うのが楽しくなる!

ドレスやスーツの場合

ドレス専門店やスーツ専門店に行って、生地やデザインを細かく選んでいく。

料金のだいたいの目安は、生地代と仕立て代を合わせて、

  • シャツ:2000ルピー(約4500円)程度~
  • ドレス:5000ルピー(約7500円)程度~
  • スーツ:1万ルピー(約1万5000円)程度~
  • タキシード:2万ルピー(約3万円)程度~

ローカルのお店で作ればもっと安く作れるが、日本人がも求めるクオリティーの場合、最低でもこれくらいはする。

  1. 専門のお店に行く
  2. 生地やデザインを選ぶ→採寸
  3. 出来上がり(1週間~3週間)

なんでもオーダーメイドできる

オーダーメイドが当たり前の国なので、服以外にも、なんでもオーダーメイドでつくれてしまう

例えば革製品のオーダーメイド。こういうデザインで作ってほしい!と見本をもっていけば、忠実に再現してくれる。インドの〇〇屋さん(この場合は革製品屋さん)は、その道何十年のプロであり職人。手作業の優れた技術を持っているので、頼めば大体のものはなんでも作れちゃうのがすごいところ。

ボッテガ風の鞄をオーダーメイドで作ってもらってなんとたったの6500ルピー(約1万円)。ほぼ材料代だけで作ってもらえちゃうんだよ・・・

インド凄すぎ・・・!

オーダーメイドで作ってもらった鞄
オーダーメイドで作ってもらったボッテガ風の鞄

オーダーメイドで作ってもらった鞄の内側
オーダーメイドで作ってもらったボッテガ風の鞄の内部。しっかりした作り。

▼ちなみに、本物はこんな感じ。値段も見てみて😂



TKEES風の革サンダルもオーダーメイドで作ってもらった。これは一足500ルピー。

TKEES風のサンダル
オーダーメイドで作ってもらったTKEES風のサンダル。

▼ちなみに、本物はこんな感じ。値段も見てみて😂



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オーダーメイド天国

可愛くて機能性の高いインド服

インドの服と聞くと「サリー」を思い浮かべる人が多いと思うが、日常生活でサリーを着ている人は下のクラスの人たち。日本において着物や浴衣が特別な時にしか着られていないように、インドにおいても、中間層以上の人がサリーを着るのは気合が入ったとき(結婚式や客人をもてなす時など)だ。

では日常生活では洋服を着ているの?

答えは

男性は洋服を着ている人が多い(南インドはルンギと呼ばれる布を腰巻するのが一般的なのでちょっと事情が違う)が、女性はインド服率が高い

日常生活でインド人女性がよく着ているのはクルタ(またはクルティ)。

▼こんなやつ (私が過去にInstagramに投稿した写真) クルタを着ている筆者の画像

袖は長そで~ノースリーブ、丈は短いものから長いものまでさまざま。両サイドがチャイナドレスのように開いているので動きやすく、腰のあたりにポケットが付いているので便利。

よほど安物でない限り、綿100%でつくられていて、肌触りよし◎通気性よし◎インドの気候にぴったり

また、クルタのデザインがかわいい。モダンなものからエスニックなものまでさまざまであるが、ジャイプール発祥の「ブロックプリント(木版)」が特に激カワである。

ブロックプリントとは、手彫り木のスタンプ(木版)を布に押してつくるデザインプリントのことで、インドの伝統的な印刷技法。インド人マダムにはもちろん、外国人にも大人気。上のクルタの画像↑も、右から二番目はブロックプリント。

▼ブロックプリントをしている様子。職人技。



ブロックプリントで有名なお店と言えば、大定番はアノーキー(Anokhi)。

Anokhiの服の画像
アノーキーのInstagramより拝借

アノーキーはインド各地に店舗があり、外国人駐妻も愛用者が多い。
アノーキーの店舗マップ

他にも、コットンズ(Cottons)、キロル(Kirol)、等々…ブロックプリント布の服を取り扱うお店を挙げればきりがない。

洋服はタイトなものが多いが、インド服はゆったりとした作りのものが多いので、着ていて本当に楽

また、インドのコットンはかつてイギリス人たちを魅了した高品質の素材で、着心地バツグン

日常的にインド服に身を包めば、常に「インド」の良さを感じることができて、「インド愛」が大きくなっていく。

女性にはぜひ、インド服を着ていただきたい。毎日着ればインド服の虜になるに違いない。

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インド服LOVE

工場からパクってきたと思われる服がそこらへんで安値で売られている

綿の生産国として有名なインドには衣類の工場がたくさんある。

インドで作られた「Made in India」の衣類は世界中で売られているわけであるが、どうやらその工場からくすねてきたと思われる「Made in India」の衣類(以下、くすね品)が町中で安値で売られている。

路上で売られている場合はトップス100~300ルピー(約150~450円)、ワンピース300~500ルピー(約500~750円)程度が相場。路上で売っているために保存状態が悪いものもあり、穴が開いていたり、汚れていたりする場合があるので、購入する前にしっかり確認する必要がある。

くすね品を商品を専門に取り扱う店舗もあり、店舗で売られている場合はトップス500ルピー(約750円)、ワンピース1000ルピー(約1500円)が相場。こちらは保存状態がよいので確認の必要はない。

実際に私が過去に路上や店舗で購入した服の一部。お買い得でしょ?

工場からくすねてきたと思われる洋服


洋服だけでなく、スポーツウェアのくすね品もあり。古いモデルのものだが、そんなの気にしないよ~という人にはお買い得すぎる。

工場からくすねてきたと思われるスポーツウェア


くすね品は衣服だけではない。これは2016年のウィンブルドンのタオル。ウィンブルドンのタオルといえば、あまりの高品質に選手たちが持ち帰ってしまうとして名高い高級品。日本でも購入可能だが安くても5000円はする。これはたったの1000ルピー(約1500円)で入手

工場からくすねてきたと思われるタオル

▼日本で売られているものはコチラ。高い~!



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綿大国インド

でもど~やってくすねてきてるんだろう?ルートが謎です。そしてすべて本物です。

インドと綿と、産業革命と植民地

せっかくインドの「」について書いたので、インドの「綿」の話をせずにはいられない。イギリスのインド植民地支配と、綿花と、インド独立。

もともと、インドでは農家の家内工業としての「綿織物」の原料として綿花が栽培され、インド産の上質な手織りの「綿布」は東インド会社を通じてイギリスに輸出されていた。

東インド会社はカルカッタ(現コルカタ)の港から綿布を輸出していたのだが、港があるカルカッタが訛って、インド綿布は「キャラコ」と呼ばれた。

キャラコは、肌触りがよくて、軽くて、柄もエキゾチックでイケている。それに加えて安い。伝統的な毛織物と違って水でジャブジャブ洗えるから清潔に保てる。

イギリスで一大キャラコブーム到来。

しかし、あまりにもキャラコがブームとなりすぎてしまい、イギリス本来の羊毛製品が売れなくなる事態に…。羊毛業者は大打撃を受け、政府に「どうにかしてくれ~!」と訴えかけた結果、インドからのキャラコ輸入が禁止されることに。

でも、一度いいものを知ってしまうと忘れられないのが人間。イギリス人たちは、すでにキャラコのトリコと化していた。

インド以外からキャラコを輸入することは禁止されていなかったので、他のヨーロッパ諸国がインドから輸入したキャラコを輸入したり、密輸したりして・・・インドからのキャラコ輸入が禁止されても、キャラコを求め続けるイギリス人

でも、イギリス人、気づいちゃいます。

「インドから綿花を輸入して、自分たちでキャラコ(綿織物)つくればよくね?」

産 業 革 命

こうしてイギリスで産業革命が起き、大量生産で安価な綿布をつくれるように。当初はイギリス国内、ヨーロッパ諸国、そしてインドにも輸出されるように。

1814年には、イギリスからインドへの綿布の輸出額が、インドからイギリスへの綿花の輸出額を上回り、イギリスがインドを食い物にしはじめる・・・

インド市場の比率は1840年には18%1860年には30%・・・。

インドの綿産業はもちろん大打撃。失業者があふれた。「職工夫の骨でインドの平原が白くなった」と言われたほどである。

ちょうどこの頃、東インド会社軍に仕えていたインド人兵(シパーヒー、またはセポイ)が反乱を起こす。この反乱には、イギリスのやり方に不満を抱えていた農村の綿産業に従事していた人たちから、かつての藩王やムガル帝国太守までもが加わり大反乱に発展した(インド大反乱、またはセポイの反乱ともいう)。

この反乱にイギリス側は勝利するのだが、「(女王)こんな反乱起こしちゃうだなんて、会社に国の統治を任せることはできないわ」として、東インド会社は解散、イギリスがインドを直接支配することに。イギリス領インド帝国の成立である。

やりたい放題やっていたイギリスだが、ここで立ち上がったのが、マハトマ・ガンジー

自分たちが栽培した綿花なのに、なぜイギリスから綿布を輸入しなければいけないのか?

全くその通りである。

ガンジーは「昔のように、自分たちで栽培した綿花を、自分たちで紡いで糸にして、自分たちの手で布にして、身に着けよう」という運動を展開。

チャルカ」と呼ばれる糸車がインド独立運動のシンボルとなった。

糸をつむぐガンジー
糸をつむぐガンジー。ガンジーの手前にあるのが、チャルカ。

チャルカはインド独立当初の国旗に描かれており、現在の国旗にもその面影が残っている。

インドの国旗
(左) 独立当初のインドの国旗 / (右) 現在のインドの国旗

イギリスのインド植民地支配は「綿」と深~~~~~~~~~く関わっているのです。

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キャラコブームが世界を、そしてインドを大きく変えたんだね。

さいごに

インドでは安くて高品質で可愛い衣類が安く手に入る。オーダーメイド品可愛いインド服くすね品といった魅力がいっぱいのインドの「」!

インドの「衣」のいいところをフル活用して楽しいインドライフを送ろう!

Kome

「食」編につづきます!