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【インド生活】グルガオンの激安家具市場、バンジャラマーケットで家具・インテリア用品を買う。

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インドゆるゆる生活

アイキャッチ画像(【インド生活】グルガオンの激安家具市場、バンジャラマーケットで家具・インテリア用品を買う。)

ナマステ、インド在住のKome(@chankomeppy)です。

グルガオンに引っ越してきて1か月が経った。

www.chankome.com

家具付きのアパートを借りているのだが、備え付けの家具はオーナーの趣味でが大いに反映されており可愛さに欠ける

毎日過ごす家は可愛く、自分好みにした~い!

というわけで、引越し後はAmazon IndiaとHomecentre(ニトリ的な家具・インテリア用品店)で色々と買い漁っていたのだが、どうやらご近所に「バンジャラマーケット」と呼ばれる激安家具市場があると知り、早速行ってきた。

▼目次はこちら (クリックして表示)

バンジャラマーケットの場所

バンジャラマーケット(Banjara Market)は、グルガオンのセクター56にある家具・インテリア用品の巨大屋外市場。

最寄り駅はメトロ「Sector 54 Chowk」駅で、駅からは1キロ弱、リキシャ―で2~3分程度(運賃20~30ルピー)で着く。

▼バンジャラマーケットの場所

バンジャラマーケットの歴史

バンジャラマーケットの歴史はおおよそ20年前まで遡る。2000年初頭、グルガオンはまだ開発が始まったばかりでジャングルのような場所だった。ラジャスターン州の古都Chittorgarhチットールガル(メーワール王国(のちのウダイプル藩王国)の旧首都)から「ガディヤロハール(Gadia Lohar)」と呼ばれる鍛冶・鉄工(鉄の武器づくり)を生業としていた遊牧民たちがやって来たのがはじまり。

どういう経緯で彼らが家具の道に進むことになったのかは存じ上げないが、家具を作り、ホームデコールを仕入れて販売するようになり、ここに一大マーケットが形成された。YoutubeやSNSで「インドで一番安い家具マーケット」として紹介されたことで、ここ2~3年で一気に有名になったという。

店を切り盛りするガディヤロハールの皆さんは英語を全く話さないため、値引き交渉をするためにはヒンディー語能力が求められる

最低限、ヒンディー語の基本的な数字(1エーク2ドー3ティーン4チャール5パーンチ10ダス15パンドラ20ディース30ティース50パチャース100ソォー1000ハザール 等)さえ知っていれば、値段を尋ねることはできるので、何とかなるのではないかと思う。(数字がわからないとちょっと厳しい or めちゃくちゃ吹っ掛けられる可能性大)


ローカルマーケットなのだが、なんと公式サイトも存在する。

インテリア用品やキッチン用品など、実際にマーケットで取り扱われている商品の一部がネットからも購入できるのだが、なかなかのオーバープライスなのでネットで買おうとは思わないかな…😅

Banjara market online shop
バンジャラマーケットのネットショップ

Banjara Market 公式サイト

インスタのアカウントもあるw

Banjara Market 公式インスタグラム

バンジャラマーケットへGo!

バンジャラマーケットはとても広く、様々な種類の家具・インテリア用品が売られている。

私の記憶によると、こんな感じ👇でお店が並んでいた。
(大雑把なだいたいのイメージなので間違っているかもw)

バンジャラマーケットの地図

食器ゾーン

バンジャラマーケットに入ると、入口付近にズラーっと並んでいるのがセラミックのお皿やマグカップなどの食器類。

Banjara Market(セラミックのお皿とマグカップ)①

Banjara Market(セラミックのお皿とマグカップ)②

一度に購入する個数にもよると思うが、おおよその相場(値引き後)は以下の通り。

  • マグカップ1個: 30~50ルピー(≒約50~80円)
  • お椀(カトリ)1個: 30~50ルピー(≒約50~80円)
  • 大皿1枚: 100~150ルピー(≒約150~200円)

ガイコクジンの私は、お皿1枚300~400ルピーから交渉開始だったよ…

食器類がたくさん並ぶ通りの道はきちんと整備されており、比較的歩きやすい。

Banjara Marketの通り

このゾーンの端の方で、やたらと人が集まるショップがあった。何を売っているのかと覗いてみると神様のオブジェや、神様のオブジェ付きの小さな噴水を取り扱うお店だった。お祈り用ではなくインテリアとしての神様はブッダが人気なイメージがある。ヒンドゥー教徒なのに仏教?と思うなかれ、ブッダはヒンドゥー教にも取り込まれており、3大神のひとりヴィシュヌ神のアバター(化身)ということになっているのである。

Banjara Mrket(神様のオブジェショップ)

元ムンバイ民としてはやはり、象の頭をもつ神、ガネーシャ神が好きだ。(ガネーシャはムンバイやプネ―で最も人気がある神様)

買わないけどねw

Banjara Market(ガネーシャとブッダのオブジェ)

小さめ家具・雑貨ゾーン

食器ゾーンの向かい側には、チェストや収納などの比較的小さめの家具を取り扱う店舗が並ぶ。

小さい家具・雑貨ゾーンへの道
小さい家具・雑貨ゾーンへ進むための通路

なかなかハードな外観のお店が多いが、突き進んでいくと掘り出し物がたくさんある。宝探しのようでわくわくする。

Banjara Market(ハードな外観のお店)

木の容器・トレーは20ルピー(≒約30円)から。汚れが気になってしまって私は買わなかったが、ちゃんと消毒できるならかなりお買い得である。

Banjara Market(木の食器・トレー)

木の小物入れは300~500ルピー(≒約500~800円)。リモコンなどを収納するのにちょうど良さそう。

Banjara Market(木の小物入れ)

この赤と緑の棚がすごく可愛くて… 2,000~3,000ルピー程度(≒約3,000~4,500円)で手に入るなら欲しいと思ったが、5,000ルピーと言われた。サイズ的にそれは高すぎると思って諦めたが、また日を改めてチャレンジするつもりである。なお、インド人にこういうデザインの家具はあまり人気がないのか売れ残り感があったのでもっと安くなるのではないかと思うが、私のバーゲニングスキル次第だね…

Banjara Market(アンティーク棚)

小物・テーブル&チェアゾーン

小さめ家具・雑貨ゾーンを出て、分かれ道の右側の方に行くと、写真立てや室内装飾の小物、ラグやマット、ガーデンテーブル&チェアセット、サイドテーブル、ランプなど(主に既製品)を取り扱うお店がたち並ぶ。

Banjara Marketの小物屋さんなどが並ぶ通り

道は土を押し固めたもので舗装されていないため、雨が降ると足場が悪くなるのでご注意。

Banjara Marketの未舗装の道
真ん中の大きな足跡は私の足跡ですw まんまと土にハマったw

まずは木の小物屋さん。木のフレームなどの小さなアイテムは50~100ルピー(≒約80~150円)、トレー・おぼんは200~500ルピー(≒約300~800円)、 小物入れや小さな引き出しも同じくらい。

Banjara Market(木の写真立て)

素材や大きさによるが、花瓶やキャンドルホルダー、置物などは100~500ルピー(≒約150~800円)

Banjara Market(小物屋さん) Banjara Market(小物屋さん)

壁に吊るす装飾物は小さいものは1,000ルピー弱(≒約1,400円)、大理石のサイドテーブルは、小さいものなら1,500ルピー(≒約2,300円)程度で手に入る。

Banjara Market(サイドテーブル屋さん)通り

ラグやマット、オットマン類を取り扱うお店もこのゾーンに多数あり、ジュート(インド麻)や布を編んだものもあるのでカワイイ。

私が購入したジュートのラグ(120センチ×90センチ)は400ルピー(≒約600円)だった。大きいカーペットも2,000~3,000ルピー(≒約3,000~4,500円)くらいで買えるらしい。

Banjara Market(ラグ屋さん)

ガーデン用テーブルとイスも様々なデザインがあり、テラスやベランダに設置してチルするのか、インド人に大人気だった。インド人の交渉を聞いていると、セットで4,000~6,000ルピー(≒約6,000~9,000円)で入手していた。個別売りも可能。

Banjara Market(ガーデン用テーブル)

ハンドメイドの大型家具ゾーン

分かれ道の左側の方に行くと、職人手作りの大型家具屋さんが連なる。

ここの道状況が最もレベルが高い。舗装されておらず、しかも土も押し固められていないのでガタガタ&モンスーン中なので水たまりも多数。

Banjara Marketの大型家具通り

木のスタディテーブルやダイニングテーブル、チェア、テレビユニット、箪笥、蛇腹のパーテーションといった大型の家具(一点もの)が多数。店先では職人さんが家具を作っていた。

私は可愛い下駄箱を探し求めていたのだが、言い値は8,000ルピー(≒約12,000円)

交渉力がないため断念したのだが、その時同じ店にいたインド人が「あれは値切れば3,000~5,000ルピー(≒約4,500~7,500円)くらいで買えると思うよ」と後で教えてくれた。そのインド人は木のテレビユニットを4,000ルピー(≒約6,000円)で買ったと、自身のバーゲニングスキルを自慢してきたが非常に参考になった。

ちなみにそのインド人情報によると、お願いすればその場でペンキで色を塗りなおしてくれたり、ポリッシングしてくれるらしい。

Banjara Market(家具職人)
Banjara Market(家具屋さん)

バンジャラマーケットと、奥に広がる高層ビルのコントラストがすごい。ムンバイのドビーガート(洗濯屋さんのスラム)とその奥に広がる高層ビル群の対比をふと思い出した。そしてなかなか工事が進んでいなさそうな建設中の建物もインドみがある。

バンジャラマーケットと高層ビルのコントラスト

このようなローカルな場所があまり似合わないアッパーミドル以上のインド人たちが汗を垂らしながら市場を歩き回っている様子はどこか不思議な感じもしたが、インド人は「値切る」というイベントが好きだと思うので、エアコンのない屋外市場でもみんな楽しく買い物しているんだろうな!

www.chankome.com

私が購入したもの

インド人のような値切り能力を持ち合わせていない私であるが、そんな私でも拙いヒンディー語を使って、市場価格よりは安く買い物することができた。

私が購入したものを一部紹介する。(誰得←)

ガーデンテーブル&チェア屋さんで購入したサイドテーブル(500ルピー(≒約750円))と、ラグ・マット屋さんで購入したジュートのラグ(400ルピー(≒約600円))。

観葉植物を置く台として使っている。カワエェ…ෆ(◕ㅂ◕)ෆ💓

バンジャラマーケットで購入したサイドテーブルバンジャラマーケットで購入したジュートのラグ
バンジャラマーケットで購入したサイドテーブルとジュートのラグ
サイドテーブルの汚れ 👈ちなみに、サイドテーブルはめちゃくちゃ汚れていた。家に帰ってきてからウエットティッシュで拭いたら真っ黒… 安い分、購入後の清掃はしっかりとしないといけない。

ソファーの横に置くサイドテーブルも購入した。言い値が2,500ルピーで、私は1,500ルピー(≒約2,300円)で取引したが、1,200~1,300ルピーくらいまで値下げできそうな雰囲気があった。

大理石のサイドテーブル

1,500ルピーでも全然いいのだが、なぜそれ以上値下げできなかったのか?

それは、私が「11」「12」「13」「14」をヒンディー語ですぐに言えなかったからであるw😂

1,500は 15と100を組み合わせて Fifteen hundred、1,400は14と100 を組み合わせてfourteen hundred、という感じで言うのが一般的。
日本語のように1000+500、1000+400という風にはあまり言わない(伝わるけど)。

足のメッキ部分が剥がれている商品を渡さたので、指摘してダメージがないものを持ち帰った。屋外市場なので保管環境は悪い。ヒビが入っていたり、変なシミが付いていたり…

商品購入時には自分の目でしっかりと検品しなければいけない。

似非ヨガ練習生としては、曼荼羅マンダラ模様に心くすぐられてしまい、この丸いジュートラグも購入した。(600ルピー(≒約900円)

曼荼羅模様のジュートラグ

120センチ×120センチ(4フィート×4フィート)なのでなかなか大きいよ。もともと持っていたバンブーのスツールとも合う。

ちなみに、曼荼羅模様は可愛いだけでなく、ヒンドゥー教や仏教で用いられる象徴的な模様である。

各模様には以下のような意味があり、ヨガの練習との相性がよく、心を落ち着かせ外の世界を遮断するような効果がある。

  • ○丸:統一性
  • ◇四角:安定性
  • ☆星:自由
  • △上向きの三角:宇宙・神への願望
  • ▽下向きの三角:地上への願望

他にも小物などを購入。インド人のようにゴリゴリの値引き交渉はできなかったが、アマゾンよりは安く買えたので非常に満足している。

さいごに

まだ購入したいものがいくつかあるので、ヒンディー語の数字をきちんと覚えて再挑戦するぞ~!

モンスーン中は道がぐちゃぐちゃでつらいので、モンスーンが終わったら行こうっと。

最後までお読みいただき有難うございました♪