ナマステ、インド在住のKome(@chankomeppy)です。
私はインド旅行が大好き。インドに住み始めてからほぼ毎月インド国内を旅行している。2019年12月現在、41回インド国内旅行をして、66か所訪問。バックパッカー旅行から、大人なインド旅行まで、幅広くこなしてきたつもりだ。(インド旅行歴)
インド旅行・観光をする上で、下調べは欠かせない。そして、下調べにガイドブックは必要不可欠。
しかし、世の中にはたくさんのガイドブックが溢れている。
「色んなガイドブックがあってどれにすればいいのか迷っちゃう~」というあなたに、インド旅が大好きな私が、旅行タイプ別にオススメのガイドブック+αをご紹介。
- インドを旅行しようかな~と考えている人
- インド旅行用にどのガイドブックを買おうか迷っている人
だれよりも正しいガイドブックをオススメできる自信あり!書籍の画像をクリックするとAmazonの商品ページにジャンプします
北インドを旅行する人向け(ツアーや現地に友人がいる場合)
北インドを旅行する人にオススメしたいガイドブックは、以下の2冊。
- るるぶ
- aruco
ただし、ツアーに参加する場合や、頼れる知り合いが現地にいる場合、周遊しない場合に限る。
というのはこれらのガイドブックは「観光地」「買い物」「食事」の情報がメイン。
添乗員さんやガイド、友人等、現地で頼れる人がいるなら、「観光」「買い物」「食事」といった楽しいことだけを考えればよい。
しかし、個人でインドを周遊する場合は、都市間の移動、さまざまなクラスの宿や、食堂・レストランの情報、詐欺の手法などについても詳しく知る必要がある。
上の2冊にはこうした情報が十分に載っておらず、インドのキラキラした部分にのみ焦点を当てている傾向にあるので、個人で周遊をするという旅行者は、これら2冊のみで旅行をするのは避けるべきだ。
るるぶ
北インドツアー旅行者にるるぶ をオススメする理由は、以下の3つ。
- 北インドの主要観光地の情報のみを厳選して掲載
旅行前に十分に予習する時間がなくても、インドに行くまでの機内やインド到着後のホテル、移動時間などに、必要な部分をサクッと読む(見る)ことができる。北インドの情報がぎゅ~っと凝縮されている。 - 写真が多くてわかりやすい
綺麗な写真が多く掲載されているので、インド初心者さんでも観光地のイメージが湧きやすい。 - Kindle Unlimited / ブック放題の読み放題対象書籍
アマゾンの「Kindle Unlimited」又は「ブック放題」を利用していれば、読み放題の対象なので無料で読むことができる。ガイドブックは買わなくてもいいや~という人も、無料なら読みたいと思いませんか☺?
どちらも初月無料、Kindle Unlimitedは月額980円、ブック放題は月額500円。るるぶ一冊を購入するよりもお得だと思いまーす(大きな声では言いづらいが、無料期間中に退会すればタダで読めるしね)
aruco
女性には、arucoもオススメ。
北インドツアー旅行者(女性)にaruco をオススメする理由は、以下の3つ。
- 北インドの主要観光地の情報を女性目線で掲載
タージマハルでがきれいに見える(撮れる)スポットなど、他のガイドブックにはない、女性目線な情報が嬉しい。 - 女性向け雑貨・お土産の情報が豊富
アユールヴェーダコスメや雑貨、ショッピングスポットの情報が可愛く紹介されており、お土産を買う際に非常に参考になる。 - Kindle版あり
アマゾンのKindle版を購入してスマホに入れておけば、重たい本の持ち運びは不要。観光中はスマホから必要情報にアクセスできる(もちろんオフラインで)。
北インド以外を旅行する人向け(ツアー)
日本人に人気のデリー、アーグラ、ジャイプール、リシケシ、バラナシ以外をツアーで旅行する人は、るるぶやarucoは不要。るるぶには一応ムンバイやアジャンター・エローラ等の情報も載っているが、やはりメインは北インド。情報量が圧倒的に少ない。
ツアーで北インド以外を旅行する人にオススメしたいガイドブックは以下の通り。
- 南インド(チェンナイ、ゴア、ケララ等)
地球の歩き方 南インド - 西インド(ムンバイ、アジャンタ・エローラ)
地球の歩き方 西インド分冊 - その他観光地
まちごとインド
現地で売っている薄い日本語のガイドブック
地球の歩き方 南インド
南インドの情報に特化。「地球の歩き方インド」に載っていない情報、またはより詳しい情報が掲載されているので、南インド旅行には欠かせない一冊。
カバー範囲は、ゴア、タミルナードゥ(チェンナイ、マハーバリプラム等)、カルナータカ州(バンガロール、ハンピ等)、ケララ(コチ、アレッピー等)の4州+ラクシャディープ諸島。都市や観光地の情報に加え、南インドの宗教や食事、文化についても詳しく説明がある。
全日空(ANA)の成田=チェンナイ線(直行便)の就航により、南インドのツアーが一気に増えた印象がある。チェンナイを起点とした南インドツアーに参加するという方にオススメ!
最新版が少し古いのが気になるけど・・・。
「地球の歩き方 南インド分冊」ではありません!南インド分冊は、地球の歩き方インドの「南インド」の部分のみを抜粋したもの。ここで紹介しているのは、「地球の歩き方 南インド」です。南インド分冊ではないので、ご注意ください。
地球の歩き方 西インド分冊
「地球の歩き方インド」のうち、「西インド」部分を抜粋したもの。西インドの情報を幅広く網羅しているが、ツアーに含まれないであろう都市の情報も含まれているので、実際に読むべきページは少ない。
アジャンター・エローラ遺跡の地図と説明がわかりやすいので、←完全にこれ目当て。
インド全土の情報は必要ないので、分冊で必要な部分(西インド部分)のみ安く購入するのがオススメ。
まちごとインド
マイナー都市系ツアーに参加する場合にオススメしたいのが、「まちごとインド」というKindle本。
インドの都市の詳しい情報が、州単位、または都市単位でまとめられている。
Kindle Unlimitedを利用していれば読み放題、つまり無料で読める。
▼州別はこんな感じ(他にももっとあります)
▼都市別はこんな感じ(他にももっとあります)
Kindle Unlimitedユーザーになれば読み放題なので、これらは全てダウンロードし放題。旅行前にスマホやタブレットにダウンロードしておけば、観光中に見ることができて非常に便利。(私もよく読んでいます!)
▼Amazonで「まちごとインド」で検索すればたくさん出てくるので、見てみてね!
現地で売っている薄い日本語のガイドブック
古くから世界遺産に登録されている場所で、「外国人ツアー観光客が来るけどちょっとマイナー」に分類されるようなところには、チケット売り場の近くで、薄い日本語のガイドブックが売られている。
「怪しい…」と思って素通りするなかれ。地球の歩き方を上回る内容の濃さ、現地でガイドが必要ないくらい、詳しい情報が載っている。
お値段は交渉力次第だが、どんなに高くても100ルピー~200ルピーで購入できる。基本的に買う人が全然いないので色あせていたり汚れている。その場合は少し駄々をこねれば50ルピー~100ルピーで買えるだろう。
個人旅行者・バックパッカー向け
地球の歩き方 インド
インドを周遊する個人旅行者は、「地球の歩き方」一択でしょう。
バックパッカーのバイブル、と言われている(いた?)が、別にバックパッカーでなくとも必要な情報ばかり。
高級ホテル~安宿の情報、都市間の移動方法、市内中心地の情報、レストラン情報、買い物する場所の情報…基本的に個人旅行者目線で書かれているので、非常に参考になる。
世界遺産などの有名観光地は、見開きページに細かい説明があるので、観光地でガイドを雇わなくても、必要最低限、かつ十分な情報を得ることができる。
個人旅行で地球の歩き方を利用する際に注意したいポイントは以下の3点。
- 地球の歩き方の情報を100%信頼しないこと 地図や移動方法に間違った情報が載っていることがある。地球の歩き方の情報を鵜呑みにせず、念のため自分で事前にネットで調べた方がよい。個人旅行は自己責任なのだ。
- 最新版の地球の歩き方を使用すること
インドは変化の激しい国。前年にあった宿やレストランが閉店しているだなんてことも珍しくない。ビザの情報も毎年変わっている。鉄道の情報も毎年変わっている。観光地の入場料も変わっている。変化だらけの国なのだ。有名な観光地の説明だけ見るなら古いものでも問題ないが、情報不足がトラブルを引き起こす。トラブルを回避するためにも、ケチらずにできるだけ最新版を使用することが望ましい。
※私も三冊持っています!!(2010-11、2015-16、2017-18)。 - 地球の歩き方をもってウロウロしないこと
「地球の歩き方を持っている=日本人」というのは詐欺師の間では当たり前。地球の歩き方をもってウロウロするということは、「騙してください」と言っているようなもんである(←さすがに言い過ぎかな?)。とは言っても、地図や観光地の情報を頭の中に完全にインプットするのは無理なので、必要なページをスマホのカメラで撮影してそれをスマホで見るとか、事前にGoogle Mapsに登録しておくとか、マイマップを作成しておくとか、方法はいろいろあると思うので、自分が一番やりやすいやり方で自分の身を守ってください
Googleマップの「マイマップ」で自分だけのガイドブック・しおりを作ろう!
マイマップを使用したガイドブックの作り方を紹介。地球の歩き方の情報をそのままマイマップに保存すれば…
①マイマップを作成している過程で頭の中に地図が入る。
②スマホで必要情報を取り出せる。
⇒いいこと尽くめなり。
地球の歩き方に加えて、Kindle Unlimitedユーザは「まちごとインド」(↑上で紹介)も併用するとお勉強もできる。
マイナーなところに行きたい個人旅行者向け
ロンリープラネット
インド旅をしていると「インドには、地球の歩き方には載っていない素晴らしい場所がたくさんある」ということに気づいた。地球の歩き方だけが全てだと思っていたのだが、マイナーな「世界遺産」なんかは載っていないものもある(別に地球の歩き方を批判しているわけではない)。
それに対し、ロンリープラネット(以下、ロンプラ)は、旅行者が行く可能性のあるところはすべて網羅している…さすがとしか言いようがない。
一度ロンプラを見てしまうと、地球の歩き方がるるぶやまっぷる(=画像が多い)のように感じてしまうほど。ロンプラはインド旅行の辞書である。
ロンプラの何が素晴らしいかって、編集者の実名と顔写真が巻末で紹介されているのだ。「私がこの記事を担当しましたよ~」と実名顔出しで紹介してくれているので信頼度が高い。
しかしそんな無敵なロンプラにも問題点がある。
- 英語版しかない
ある程度英語のリーディング能力がないと全く役に立たない。 - 文字ばっかり
リアルに辞書。読みなれた地球の歩き方と構成も違うため、読みづらい。 - 分厚くて重い
本は分厚くて重くてとても持ち歩けるサイズ感ではない。にも拘わらず、若い欧米人バックパッカーは持ち歩いている😂
そこで、個人的にオススメしたいのは、「地球の歩き方」と「ロンプラ」の二刀流。
- 歩き方に載ってない情報のみ、ロンプラで見る。
- 歩き方でインスピレーションを得て、ロンプラで掘り下げる。
インドのニッチなところに行く予定がある人は、二冊持っているとなにかと便利。
ロンプラは分厚くて重いので家用にするか、Kindle版・PDF版を購入するのがオススメ。
PDF版ははロンプラの公式サイト(英語)で購入できます。
India Travel Guide - Lonely Planet Online Shop
まとめ
タイプ | オススメガイドブック |
---|---|
北インドツアー 北インドの友人を訪ねる個人旅行 | るるぶインド (るるぶ情報版) |
北インドツアー(女性) 北インドの友人を訪ねる個人旅行(女性) | 05 地球の歩き方 aruco インド (地球の歩き方aruco) |
南インドツアー | D36 地球の歩き方 南インド 2016~2017 |
アジャエロツアー | 地球の歩き方 D28 インド 2020-2021 【分冊】 2 西インド インド分冊版 |
その他ツアー① | 東インド012ブッダガヤ ~「悟り」と菩提樹 まちごとインド |
その他ツアー② | 現地で売ってる薄い日本語のガイドブック |
個人旅行・バックパッカー | D28 地球の歩き方 インド 2020~2021 |
マイナーなところを含む個人旅行 | Lonely Planet India (Lonely Planet Travel Guide) |
自分にあった一冊で素敵なインド旅行を!