こんにちは、Kome(@chankomeppy)です。
先日、Surface Proをを購入したので金欠になった。
やむなく、古いパソコンを売ることに。1円でも高く売りたいのでフリマアプリ(メルカリとラクマ)に出品することにした。
ソフマップなどの中古パソコンショップなどに売却すれば、お店側が清掃、初期化、データ削除などをやってくれる(と思われる)が、フリマアプリで販売する場合はこうした作業をすべて自分で行わなければいけない。
というわけで、フリマアプリで出品するまでに行ったことをまとめます。
▼目次はこちら (クリックして表示)
必要なファイルを移す
必要なファイルはUSBやポータブルHDDに移動し、不要なゴミファイルはゴミ箱へぶちこむ。
昔は、古いパソコンから新しいパソコンにファイルを移すのにかなり時間がかかった。当時はApple MusicやSpotifyのようなサービスもなかったので、mp3が何十GBもあったりしたものだ。
(いつの時代の話w)
私ははほとんどのファイルをオンライン上で管理しており、サイズが大きいファイル(写真データなど)はすべてポータブルHDDで管理しているので、移動が必要なファイルはほとんどなかった。
クラウドやポータブルHDDを日ごろから使っていれば、パソコン買い換え時はもちろん、複数のデバイスを使用する際にも便利だし、パソコンが故障した場合にも最低限のダメージで済むからいいよね。
▼私はこれの旧モデルを使用している。2TBあると安心感がすごい。
Windowsの初期化(リカバリ)【1回目】
必要なファイルを移し、ゴミだけが残ったパソコンを初期化(リカバリ)する。
初期化の詳しい手順
以下の手順で初期化する。
- 設定から「更新とセキュリティ」に進む。
- 回復→このPCを初期状態に戻す→「開始する」をクリックする。
- 「すべて削除する」を選択する。
- 追加の設定で「設定の変更」をクリックし、削除対象を変更する。
- 「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行」と「すべてのドライブからファイルを削除」を選択する。
- 削除対象を確認して「次へ」
- 最後に「このPCをリセットする準備ができました」と表示されるので、「リセット」をクリックする。
- リセットの準備中… ぐるぐるぐる…
100%になると自動的に再起動する。
- リセットの準備が0→100%になるまで約30分かかり、再起動。
- 再起動後すぐにリセットが始まる。
リセットにかかった時間は6時間!
- リセットが完了すると、Windowsのインストールが始まる。
これにも6時間くらいかかった…
- Windowsのインストールが完了したら、Windows10の初期設定に進む。
無事パソコンが初期化された。
データの完全消去(Cipherコマンド)
Windows10の初期化をしてもデータは完全に削除されない。データ復旧ソフトなど専用のツールがあれば復旧できてしまうので、データを完全消去します。
抹消します!
Cipherとは?
抹消の方法はさまざま。専用ソフトもあるが、私は「Cipher」を使って抹消作業を行った。
Cipherとは、Windowsのパソコンに標準搭載されている機能で、暗号化されたファイルを管理するコマンド。
このコマンドのワイプオプションを使うと、ハードディスク上の見えないデータ(=ゴミ箱から削除したデータ)に「0」や「1」の数字が上書きされた後に完全消去される、ということらしい。
(参考:Tech TIPS: Windowsでディスクの内容を完全に消去する)
万が一、データが復旧されてしまって見えないデータが露になってしまっても、「0」や「1」、ランダムな数字のデータに上書きされているので意味の分からないデータが出てくるだけだ。
というわけで、さっそく「Cipher」を実行する。
Cipherコマンドでデータを抹消する
- コマンドプロンプトを開く(Windowsマーク+「R」を同時押し→名前に「cmd」を入力→Enter)
コマンド「cipher /w:c:」を入力し、実行(Enter)
- 0x00:ディスクの容量いっぱいに「0」を書き込む作業が開始された。
コマンド実行から1時間経過。1時間でこれしか進んでいない… - コマンド実行から5時間経過。
0xff:ディスクの容量いっぱいに「1」を書き込む作業中。
コマンド実行から8時間経過。折り返し地点を過ぎたくらい😂 - コマンド実行から9時間経過。
乱数:ディスクの容量いっぱいにランダムな数字を書き込む作業中。
- ハードディスクの容量はいっぱい!
- 乱数書き込みも完了。
データを抹消するのに…
15時間もかかった!!!
Dドライブもあるので、こちらもCドライブ同様にデータを抹消する。
コマンドは「cipher /w:d」、Dドライブの処理は30分ほどで終了した。
この処理に丸一日かかってしまった。こんなに時間がかかると知っていたら、データ抹消の専用ソフトを使っていたのに~と後悔したのはここだけの秘密である。
Windowsの初期化(リカバリ)【2回目】
Cipherコマンドによるデータの完全削除が完了したら、再度Windowsを初期化する。
やり方はWindowsの初期化(リカバリ)【1回目】(↑)で説明した通りなので、省略。
パソコンをきれいに掃除する
データを削除するだけで終わってはいけない。高く売却するためには見た目も重要だ。
私はパソコン(ノートPC)にステッカーをぺたぺたと貼り付けていたので、ステッカーを剥がす作業にひそかに苦戦した。
日本で購入したステッカー(1枚300~500円くらいするやつ)は手だけで綺麗に剥がれたのだが、海外で購入したステッカーが悲惨なことになった。表面のツルツルコーティングの部分だけが剥がれて、粘着部分はしっかりとくっついてしまっている。
パソコンの表面を傷つけたくなかったので、ガリガリとこするのは論外。普通に「シール剥がし」を購入しステッカーのカスを取り除いた。
パソコンが綺麗になりました~👏
これでいつでも売却できるね!
さいごに
ゴミ箱からデータを削除する=データがどこに保存してあるかの情報を消すだけ。ゴミ箱からデータを削除しても、データそのものは見えない部分に残っている。
パソコンを売却・譲渡する場合は、今回紹介したコマンドや、データ削除ソフトを使って、データ復旧ができない状態にしてから手放すように…!!知らない人に自分のデータを復旧されてしまう可能性を限りなくゼロに近づけないとね…
最後までお読みいただき有難うございました♪