ナマステ、インド在住(現在一時帰国中)のKome(@chankomeppy)です。
10月半ばに札幌周辺の紅葉の名所を巡るという、クラブツーリズムの日帰りバスツアーに参加した。
すっかり更新が遅れてしまいもう11月半ば。北海道ではすでに雪の季節となってしまったが、全国的にはまだ紅葉の季節なのでぎりぎりセーフ?ということで、記録に残しておく。
また、支笏湖や洞爺湖などは、季節を問わずに「札幌から日帰り」できる有名観光スポットでもあるので、札幌から日帰りでどこかへ旅行したいという人の参考にもなるのではないかと思う。
- 北海道への旅行を計画している人
- 札幌周辺の観光スポットを知りたい人
- 札幌周辺の紅葉スポットを知りたい人
- 札幌から日帰り旅行を計画している人
▼目次はこちら
概要
今回参加したのはこちらのコース。
『美しい湖!壮大な滝!大自然癒しの旅 恵庭渓谷・支笏湖・ミニナイアガラの滝 絶景の紅葉めぐり』 【札幌北口出発】 <GoToトラベル事業支援対象>
- ツアー価格:10,000円(Go To Travel キャンペーン適用後6,500円)
- 地域共通クーポン1,000円配布
- 旅行会社:クラブツーリズム
旅程は以下の通り。
8時:札幌駅発
9時頃:恵庭渓谷(三段の滝、ラルマナイの滝、白扇の滝)(恵庭/自由探索1時間)
10時半頃:支笏湖(千歳/自由探索40分)
12時頃:きのこ王国(伊達/昼食・買物1時間)
13時半頃:大滝ナイアガラの滝(伊達/自由探索40分)
15時頃:サイロ展望台(洞爺湖/写真撮影・買物20分)
16時半頃:中山峠(喜茂別/休憩15分)
18時過ぎ:札幌着
朝から晩まで、駆け足で札幌近郊を一気に巡るという欲張りコース!各地での滞在時間は非常に限られていたが、効率よく様々な場所を見て周れるのが魅力的。
バスツアーの添乗員さんは、①ただ引率するだけの人と、②ガイド役も兼ねている人の、2パターンいると思うのだが、クラブツーリズムの添乗員さんは後者。添乗員さんが各地にまつわる詳しいお話をしてくれるのでとても勉強になるし、ガイド付きツアーはよいね。
コロナがまだ収まらない中でのバスツアーなので、感染対策も。
- ツアー開始前に検温と体調に関するチェックシートを記入
- バス内ではマスク着用
- バス内での飲食禁止(水分補給はOK)
- バス内での大声での会話禁止
朝ごはんをバスの中で食べようと思っていたが断念せざるを得ず・・・。
日本の紅葉と2020年の札幌近郊の紅葉について
紅葉は東アジアおよび欧米の各地で見ることができるが、その中でも日本の紅葉が綺麗だと言われている。
その理由は、日本で見られる紅葉の種類が多いため。
日本には26種類もの落葉広葉樹があり、欧米で見られる紅葉の種類の2倍だという。 26種類の木々のバランスがよいため、欧米の紅葉と比べて色とりどりで美しい景色を生み出している。
ガイドさんによると、綺麗な紅葉の条件は、
- 朝晩の気温差が大きいこと
- 直射日光がよくあたること
- 適度な湿度
今年の札幌は残暑がひどく、9月にも暑い日が多かった。そのため葉焼けしているものが多くみられるそうなので、近くからではなく遠くから眺めるのが良いそうだ。
ということで、ツアーの内容をまとめていくよ
集合場所
JR札幌駅構内にある団体ツアー集合場所で受付。他の会社のバスツアー参加者もここで集合なので、正直言って密な感じであることは否めなかった。
バッヂをもらうたびにいつも思うのだが、服に穴が開くと嫌なのでつけたくない。
いざ観光バスに乗車して出発!
恵庭渓谷
最初の目的地は「恵庭渓谷」。
恵庭渓谷は札幌のお隣「恵庭市」に位置し、札幌駅から約30キロほど離れていて、車で50分程度。
公共交通機関で行けるかどうかは不明。近くにバス停は見当たらなかった。
▼恵庭渓谷への交通アクセス詳細
恵庭市ホームページ
▼恵庭渓谷の場所
恵庭渓谷には3つの有名な滝があり、札幌近郊の紅葉鑑賞スポットのひとつとしても知られている。秋になると、紅葉と滝の美しい景色を見に札幌およびその近郊からたくさんの人が訪れる。
三段の滝
白い帯が三段になって流れ落ちる滝と、それを囲む赤色、朱色、黄色の紅葉とエゾマツの風景は、日本的、そして北海道的な美しさ✨
ラルマナイの滝
「ラルマナイ」とはアイヌ語で「水無沢」と訳され、沢の両側がきりたち、急流で滝になっているところ、という意味らしい。
白扇の滝
真っ白な扇を広げたように優雅に流れ落ちる滝。
雨が降ると滝の水はコーヒー牛乳のような色になるそうで、「白扇」ではなくなってしまうそうだ。天気が良い日が続かないと白扇を拝むことができないそうで、ラッキーだった。
まわりの紅葉と白い滝が見事に調和しており、美しい色彩を楽しむことができた。滝の勢いもなかなかのもので、滝が流れ落ちる音を聞いて心が安らいだ。
支笏湖
お次は、札幌のお隣「千歳市」にある「支笏湖」へ。
車のほか、千歳からバスが出ているので公共交通機関でもアクセス可能。
▼支笏湖への交通アクセス詳細
支笏湖ビジターセンターのホームページ
▼支笏湖の場所
支笏湖は、アイヌ語で「大きな窪地」を意味する「シ・コッ」が名前の由来。
昔は「死骨湖」という当て字だったようだが、あまりにも縁起が悪い漢字なので「支笏湖」に改名された。
死骨湖という漢字を当てた和人よw この湖になにか恨みでもあったのだろうか。あまりにもひどすぎる当て字だ。
この湖は4万年前にできたカルデラ湖(噴火でできた湖)で、その深さはなんと360メートル!!!秋田県の田沢湖に次いで日本で二番目に深い湖だ。
あまりにも深すぎるために、2001年以降一度も凍ったことがなく、「日本国内最北の不凍湖」としても知られている。
支笏湖のお土産屋さんは昭和な雰囲気が漂っていて、非常にレトロだった。 私が小学生のときの道内の観光地はどこもこんな感じだったイメージだけどね~。
今回は滞在時間が短かったのでサクっとしか観光できなかったが、ボートに乗って支笏湖の景観を湖上から遊覧することもできる。スワンボートもあるよ🦢
温泉宿もあるので、ゆっくりするのもいいですよね。個人的には「支笏湖第一寶亭留 翠山亭」にいつか泊まってみたいなぁ♨💕
きのこ王国(昼食)
昼食は、伊達市にある「きのこ王国」できのこ尽くしランチ。
英語だと「Mashroom Kingdom」。なんかジワるw
▼きのこ王国公式ページ
きのこ王国
▼きのこ王国の場所
私の住むインドではマッシュルーム以外のきのこに出会うことが滅多にないこともあり(厳密には輸入きのこがあるけど高いのでほとんど買わない)、きのこ尽くしのランチに興奮してしまった。
名物はきのこ汁。私が個人的に一番おいしいと感じたのはきのこの天ぷら。
ちなみに、きのこ王国の隣に道の駅があったそうなのだが、きのこ王国があまりにも人気すぎるがゆえに休業に追い込まれたらしい。
恐るべしきのこパワーw
大滝ナイアガラの滝
昼食後は、きのこ王国と同じ伊達市内にある「大滝ナイヤガラの滝」へ。
▼大滝ナイアガラの滝への交通アクセス詳細
だて観光協会
▼大滝ナイアガラの滝の場所
ナイヤガラの滝と聞くと、カナダとアメリカの間にあるあの巨大な滝を想像するが、この滝は「ミニ」ナイヤガラの滝だ。どれくらいミニなのかというと、全長30メートル😂!!
だれが「ナイヤガラ」と呼び始めたのかは謎らしいが、その呼び方が定着してしまったそうだ。
入口から800メートルほど、原始林の中を歩くと滝が現れる。
▼マイナスイオンを感じる原始林の遊歩道
▼滝のマイナスイオンもすごい
川の水が緑色なので、山からミネラルや温泉成分が流れ込んで緑色に見えるのかと思いきや、川の底の岩が緑色なのだとガイドさんが教えてくれた。
これは「緑色凝灰岩」と呼ばれるもので、緑色凝灰岩の上を流れる河川というのは珍しく、北海道では伊達周辺でしか見ることができないらしい。
ここの滝と遊歩道で、マイナスイオンを浴びまくり、心身ともにパワーチャージできたような気がした。
きのこ王国と大滝ナイアガラの滝がある伊達市は「北湯沢温泉」のエリアから車で10~15分程度の場所にあるので、北湯沢温泉に行くときにはぜひ立ち寄ってみてください!
サイロ展望台(洞爺湖)
最後の観光スポットは「サイロ展望台」。
▼サイロ展望台へのアクセス詳細
サイロ展望台公式ページ
▼サイロ展望台の場所
サイロ展望台は青く輝く洞爺湖を一望できる鑑賞スポット。
洞爺湖といえば、2008年のG8開催地として全国的に有名。G8が開催されたザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパにはいつか泊まってみたいナ。
われわれ道民には、お風呂の遊園地「洞爺サンパレス リゾート&スパ」のほうがお手頃でお馴染み~(札幌周辺に住んでいる人の大半は小学生のときに行ったことがあるはず)
「洞爺」の名前は、ほかの北海道内の地名と同様アイヌ語が由来となっており、「湖」を意味する「ト」と、「岸」を意味する「ヤ」をくっつけた「トヤ」に「洞爺」を当て字したもの。
支笏湖と同じく、洞爺湖もカルデラ湖で、湖の中心にある「中島」と呼ばれる無人島も火山の噴火によってできたもの。上空からみると、ドーナッツのような特徴的な形をしているらしい。
▼夏期間のみだが、ヘリコプターで上空から湖を眺めることも可能。(ただしブルジョワに限る)
日本ヘリシス洞爺湖ヘリコプタークルージング
庶民はおとなしく、サイロ展望台から湖を眺めよう。
中山峠(休憩)
最後に札幌に戻る途中、休憩がてら「中山峠」に立ち寄った。
▼中山峠の場所
中山峠は「あげいも」が有名で、中山峠に行ったらあげいもを食べなければいけないという義務感に駆られる。(写真は撮影し忘れた)
たまたま、綺麗なオレンジ色の夕日が沈んでいく様子を見ることができた。
こんなにきれいな夕焼けはなかなか見られないんじゃないのか、というくらいにきれいな夕焼けだった。私の普段の行いがよいということだろうか←
さいごに
Go To Travelを利用して初めての日帰りバスツアー。
普段は添乗員さんなしの個人旅行ばかりなので、久々に至れり尽くせりで楽チン極まりなかった。
特に、クラブツーリズムなので、基本的に高齢者向けの内容で、足腰も疲れない系。笑
このバスツアーに参加した数日後、読売旅行の観光バス(道外からの観光客のみ)でコロナのクラスタが発生してしまい、「バス旅行はちょっと…」という声があるのも事実だが、自分自身も感染対策をしっかりとすることで、道内旅行を続けていこう…
最後にどうしても言いたいことは、クラブツーリズムがすごくよかったということです。また参加しよう♪
最後までお読みいただき有難うございました♪