ナマステ、インド在住(現在一時帰国中)のKome(@chankomeppy)です。
北海道で夜景といえば、日本三大夜景のひとつに数えられる函館が有名だが、札幌の夜景も函館に負けないくらいに綺麗だ。2015年には「日本新三大夜景都市」にも選ばれた(1位長崎市、2位札幌市、3位北九州市)。
今は一時帰国で札幌に滞在しているので、札幌の夜景を楽しむチャンス!
札幌には夜景スポットがたくさんあるが、その中でも藻岩山からの夜景は札幌および石狩平野を一望できるとして人気が高い。まずは藻岩山の展望台から札幌の夜景を見てきた👀✨
藻岩山展望台までの行き方や、藻岩山からの夜景についてまとめたよ!
はじめに:藻岩山とは
藻岩山からの札幌の夜景は、函館山からの函館の夜景、天狗山からの小樽市の夜景と並んで「北海道三大夜景」に選ばれている。
藻岩山からは大パノラマで札幌を見渡すことができ、アイヌ語では「インカルシペ」(=いつも見渡すことができる場所)と呼ばれ、見張りをする山にもなっていた。
藻岩山は夜景のほかにも、登山をしながら自然を楽しむこともできる。藻岩山の原始林は国の天然記念物に指定され、山そのものが保護されているので、小動物や野鳥、植物なんかを間近で見ることができる。
町の中心部に夜景、登山、大自然を楽しめる山があるだなんて、札幌はいい町だよね~。
藻岩山への行き方
藻岩山への行き方は3つ。
- 市電で行く
- バスで行く
- 車で行く
市電で行く
市電は札幌中心部を走っているので、すすきのや大通りから乗車することができる。
「ロープウェイ入り口駅」で下車し、電停の近くから15分毎に出ている無料シャトルバス、または徒歩でロープウェイ乗り場に向かう。
バスで行く
地下鉄東西線円山公園駅のバスターミナルからJRバス(循環円11)に乗り、「もいわ山麓駅」で下車。
循環円11は1時間に1~2本しか運行されていないので、循環円10に乗車して「南19条西16丁目」で下車し、もいわ山麓駅まで歩いて向かうという手もある。徒歩5~10分程度。
車で行く
車で行く場合は、山麓駅または中腹駅の無料駐車場を利用できる。
中腹駅の駐車場は藻岩山観光自動車道(有料)で藻岩山を登った先にある。
藻岩山観光自動車道の往復通行料金は、乗用車が1200円、二輪車が600円(2020年7月現在)。
ロープウェイとケーブルカーで山頂へ
まずはロープウェイで中腹駅まで行き、そこからケーブルカーに乗り換えて山頂の展望台に向かう。
藻岩山の施設は2011年にリニューアルしたので、綺麗でモダンな感じ。最後に藻岩山に来たのは小学生の時なので、、、新しくなってからは初めての訪問。
ロープウェイ・ケーブルカーの料金
ロープウェイとケーブルカーの往復運賃は大人1800円。正直、結構な強気価格だよね。(函館は1500円、長崎は1250円)
札幌市民は割引運賃が適用になるよ。免許証など身分証明書を提示すればOK。
紙チケットは旅の思い出になるよね。私の場合、旅ではないんだけれども、一時帰国中だから旅みたいなもんか。
ロープウェイ:山麓駅から中腹駅まで
ロープウェイはゴンドラは、自然と調和するようにエゾフクロウのシルバーとエゾリスのオレンジ色になっているらしい。
四面ガラス張りなので、ロープウェイの中からも景色を楽しむことができる。
中腹駅までの所要時間は5分程度。
▼ロープウェイの中から、こんなに綺麗な夜景が見えるだなんて、テンションが高まるよね!
中腹駅には、お土産屋さんとマスコットキャラクター「もーりす」との撮影スポットがあった。もーりす=藻岩山のリス?森のリス?
ケーブルカー:中腹駅から山頂駅まで
中腹駅から山頂駅までは、「もーりすカー」というケーブルカーで移動。リニューアルした2011年当時世界初の技術を採用したそうだが、何が世界初だったのかはわからない。
森のトンネルをくぐって2分弱で山頂に到着。
山頂には展望台のほか、レストラン「THE JEWELS(ザ・ジュエルズ)」があり、札幌の景色を見ながら北海道の旬の食材を使った本格的なフレンチを楽しむことができる。そこそこいい金額なので、庶民の私はテイクアウトの軽食のみいただいた。
藻岩山からの夜景
お目当て、藻岩山からの札幌の夜景は想像以上にゴージャスでマーベラス。写真だと伝わらないのが残念なのだが、光が宝石のようにキラキラと輝いており、本当に美しかった。
真ん中の明るいところが市内中心地(=札幌市民が「
▼コロナ対策で望遠鏡は使用不可になっていたが、目視でもカメラでもランドマークもしっかり捉えることができたよ。
これまでに旅先で多くの夜景を見てきたが、他のどれとも比べ難い。
自分の故郷の夜景だからそう感じたのかと思いきや、私がそう感じた理由はちゃんと存在した。
その理由は、札幌の夜景は全体的にオレンジ色だということ。
札幌の街路灯の大半はオレンジ色に輝くナトリウム灯だ。ナトリウム灯は雪が降っている時や地吹雪の時でも視界を確保しやすく、オレンジ色に照らされることでなんとなく温かい気持ちになれるので、北国にはぴったりの街路灯だ。
今はナトリウム灯のオレンジ色に包まれている札幌の夜景であるが、札幌市はナトリウム灯よりもLED灯の方が安くて省エネ、明るくて歩きやすいとして、街路灯のLED化を進め、LED 街路灯の設置への助成も行っている。(参考:LED街路灯への設置費補助について )
何十年後かには、札幌の夜景はもうオレンジ色ではないのかもしれないと思うと少し寂しい気持ちにもなった。街路灯をLEDに交換したとしても、オレンジ色は残してほしいな。きっと私だけではなく、全ての札幌市民がそう思うはず(と信じている)。
恋人の聖地
藻岩山には「恋人の聖地」としての顔もある。三角錐の形をしたオブジェの中には「幸せの鐘」があり、記念撮影スポットになっている。
鐘の周りの手すりには南京錠をが取り付けられるようになっている。南京錠に二人の名前を書いて取り付けると、そのカップルは永遠に別れることがないという設定になっているようで、実際に南京錠を取り付けている初々しい感じのカップルを数組目撃した。若い子たちの定番のデートスポットなんだね。
私が大学生のころは小樽の天狗山までドライブして夜景を見る方が定番だったかな。ポイントはドライブ。車をもっていることがかっこよかった時代なんでw
さいごに
藻岩山からの札幌の夜景は、1800円という強気のロープウェイ価格を考慮しても見る価値がある(わたしは1000円ですけど🤭)。
来月(2020年8月)はロープウェイ料金が無料になるそうなので、無料期間中にまた行こうっと♪ 今回は夜景しか見られなかったので、次回は日中に訪れて、ついでに夕焼けも見たい(撮影したい)。