ナマステ、インド在住(現在一時帰国中)のKome(@chankomeppy)です。
冬の札幌は美しいと改めて思う。
冬の札幌といえば「さっぽろ雪まつり」が世界的にも有名だが、今年はコロナの影響で中止…。
しかーし!「さっぽろホワイトイルミネーション」は今年も開催。日本で最初のイルミネーションとして1981年(昭和56年)に始まり、今回で第40回目の開催となる。
1,048個の電球を使ったクリスマスツリーを模した小さな電飾から始まった同イベントは、現在では約73万個もの電球を使い、札幌市内中心部を美しく灯し、札幌に冬の到来を告げている。
札幌ホワイトイルミネーションは、長崎のハウステンボスと栃木の足利フラワーパークと並んで「日本三大イルミネーション」にも選ばれており、日本有数の大規模で美しいイルミネーションであることが分かる。
せっかく開催期間中に札幌にいるので(ホワイトイルミネーション期間に札幌にいるのはおそらく7~8年ぶり)、美しいイルミネーションを見てきたよ ෆ(◕ㅂ◕)ෆ
▼目次はこちら (クリックして表示)
第40回さっぽろホワイトイルミネーション概要
以下の5会場で開催、点灯時間は16時30分(日没)から20時まで。(例年は22時まで)
- 南一条通(西1丁目~3丁目)
2020/11/20~2021/3/14 - 大通公園(1丁目~6丁目)
2020/11/20~2021/2/28 - 駅前通(北4条~南4条札幌駅前通中央分離帯)
2020/11/20~2021/2/28 - 札幌市北3条広場「アカプラ」(北2条西4丁目及び北3条西4丁目)
2020/11/20~2021/3/14 - 札幌駅南口駅前広場(北5条西3丁目)
2020/11/20~2021/3/14
南一条通
すすきのから大通にかけてのメイン通り沿いの木々が金銀にライトアップされていた。
当たり前の光景すぎて写真に収めていませぬ~。手元に画像がないため公式サイトよりお借りしました。
画像出典:札幌ホワイトイルミネーション公式サイト
大通公園
さっぽろホワイトイルミネーション最大の見どころ!
通常時はミュンヘンクリスマス市も同時開催されるが、今年はコロナの影響で中止。
大通1丁目:約束のラブ・ツリー
まずはテレビ塔がある大通1丁目。この会場のテーマは「LOVE」。
赤を基調としたイルミネーションで心がほっこりと温かい気持ちなった
大通2丁目:クリスマスオブジェ「Gift of Snow」
西に進み大通2丁目へ。
青を基調としたイルミネーションは、医療従事者等に対する感謝や差別・偏見防止の啓発を目的としているそうだ。
会場中央には、白いオブジェが設置されていた。これはドイツの伝統的なクリスマスオブジェであるクリスマスピラミッドだそうで「Gift of Snow」と名付けられていた。
年明けに訪れると、クリスマスピラミッド「Give of Snow」は撤去されており、会場はまっさらになっていた。クリスマスまでの設置だったのだろうか。
せっかくお金をかけて設置したオブジェなんだからクリスマス後もそのまま置いておいてもよいのではないかと個人的には思ったが(オブジェの名前も「クリスマスほにゃらら~」ではなく「Give of Snow」なんだし)、ここら辺の切り替えが早いところ非常に日本的だな、と思った。
オブジェも何もない会場全体が雪で覆われ、立ち木の電飾が白い雪を青く染めていた。これぞホワイトイルミネーション。
結論、オブジェがあってもなくても、美しい。
大通3丁目:花咲く「ブルーミング・ファウンテン」
大通公園の中心である3丁目には、ライラックの花をモチーフにした大型イルミネーションが会場中央の噴水に設置されており、圧倒的な存在感を示していた。
「ライラック」は札幌市民にとっては身近な植物だ。ライラックは札幌の木に指定されており、大通公園にも約400本のライラックの木がある。初夏には紫色の花が札幌を彩り、大通公園で「ライラックまつり」が開催される。
ライラックモチーフのイルミネーションは存在感があり、写真映え抜群。水の流れを表しているような曲線は躍動感があり美しかった。
ライラックの花は初夏の訪れを告げるものであるが、こうやって真冬にイルミネーションとして見るのもよい。ライラックのイルミネーションを見ることができるのは、おそらく日本全国で札幌だけだろう。
12月に訪れた際は結構賑わっていたが、年明けに訪れるとほとんど人がおらず閑散としていた。まぁ、一度見たら満足するし、寒い中わざわざ何度も訪れる必要はないからね。
人がほとんどいない中、白い大地に堂々と光を放つ巨大なライラックのイルミネーションは、どこか幻想的でもあった。
大通4丁目:輝きの「ジュエリー・パレス」
大通公園4丁目には、ダイヤモンドをモチーフにした光の宮殿「ジュエリー・パレス」と、会場中央の噴水を使ったイルミネーションが設置されていた。
噴水から宝石が流れ落ちるかのような、ラグジュアリーな雰囲気がむんむん。
年明けに改めて訪れると、12月上旬とは違う雰囲気を感じた。
12月上旬は、噴水のイルミネーションを見て噴水から宝石が流れ落ちるような豪華さ感じたが、雪景色の中だと噴水の水が凍ってつららで覆われているように見えて、凍てつくような冷たさを感じた。
見ているイルミネーションは間違いなく同じなのに、その時の気温や、雪があるかないかで印象がこんなにも変わってしまうんだね。
ちなみに、ジュエリーパレスはトンネルになっているので、イルミネーションの中を歩くことができる。1月はほとんど人がいないので貸し切り状態である。
大通5丁目:微笑みの「トゥインクル・ガーデン」
大通5丁目では、金色に輝く小さなイルミネーションが会場のあちこちに散りばめられていた。
一つ一つは小さなイルミネーションだが、会場全体を集合体として見ると、小粒な宝石が無数にあるようにも見えて、可愛らしかった。
大通6丁目:煌めきの「フォレストサークル」
大通公園会場のラストは、6丁目。
緑色に照らされた会場の中は冬の森を表現しているのだろうか。その中に円形の「光の迷路」が設置されていた。
馬のイルミネーションは流れるように動くので、まるで馬が走っているかのようだった。JRAがスポンサーなのかな?と思ったり。(→調べてみたところ、やはりスポンサーだった)
本物のツリーも設置されいて、森らしさを高めていた。。
駅前通
大通りから札幌駅にかけてのメイン通り(駅前通り)の中央分離帯の木々もライトアップ。
札幌市北3条広場「アカプラ」
赤レンガテラスの横から北海道庁前のイチョウ並木を望むことができるが、ここもライトアップされている。
このイチョウ並木は北海道で現存する最古の街路樹並木で、大正14年に植えらたもの。
まだ葉のない春、緑が生い茂る夏、黄色い絨毯が広がる秋、そして冬はイルミネーションで鮮やかに彩られる。
あまり知られていないような気がしますが、日本で最初のイルミネーションは札幌です✨
— ᴷₒᴹₑ🇮🇳सप्पोरो में🕉️ (@chankomeppy) January 13, 2021
第40回目のさっぽろホワイトイルミネーション、赤レンガ会場にて。ここ通るといつも動画や写真を撮ってしまうのは私だけではないはずと信じたいw pic.twitter.com/yOYGyKLH4T
↑ちなみにこの動画は、5倍速にして元の音をミュートにし、別のBGMをつけている。というのも、風が吹く音がビュンビュンうるさかったものでして。
本来は、ゆっくりと徐々に色を変え、音楽とイルミネーションが連動して色を変えてゆく。
▼このように、様々な色に変化する。
2020年12月下旬撮影。写真を撮影している最中にいきなり吹雪始め、最後の方の写真は吹雪の強風によって雪が横殴りに降っている様子が分かると思う。ついうっかり手袋を履かずに撮影してしまっため、手が死んだ。手にぬくもりを復活させるまでに時間を要したよw
札幌駅南口駅前広場
最後の会場、札幌駅南口の駅前広場。
ライトアップされている立ち木に近づくと、ななかまどだった。
冬でも赤い実をつけているななかまど。そういえば、北海道ではあちこちにあるが、東京で見たことはなかったような。こんなところでもFeel Hokkaido。
さいごに
今年は雪まつりが開催されない代わりに(?)、さっぽろホワイトイルミネーションの期間が例年よりも長い。
通常であれば、今頃は大通り公園で雪まつりの雪像を製造している時期なんだよなー、と思うと少し寂しくもあるが、イルミネーションを見てその寂しさを紛らわそう。
さっぽろホワイトイルミネーションは「日本三大イルミネーション」のひとつであると冒頭に書いたが、このアワードの運営機関である夜景観光コンベンション・ビューローは「新日本三大夜景」というアワードも設けており、札幌は長崎に次いで第二位である。
札幌はイルミネーションだけでなく夜景もきれいなので、凍えながら冬の夜景を撮りに行こうかな…だなんて考えたり。
最近のコロナの影響で旅行もできないので、近場で自己満の趣味を楽しもうかしら。
最後までお読みいただき有難うございました♪
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