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冬になるとGLAYの「Winter,Again」が聞きたくなる。

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新ブログ「インドゆるゆる生活」を開設しました!
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インドゆるゆる生活

ナマステ、インド在住(現在一時帰国中)のKome(@chankomeppy)です。

今週は今冬最初の寒波が到来。

北海道もすごい場所はすごい。マイナス20度なんて耐えられないな~!

いまの札幌はまだ全然雪が積もっておらず「冬」感が全然ないが、今週の天気予報を見ると「いよいよ本格的な冬がやって来るな!」という気持ちになる。

札幌の積雪状況(2020年12月14日)
札幌の積雪状況(2020年12月14日)

」になると必ず聞きたくなるのが、GLAYの名曲…「Winter,Again」だ。

というわけで、今回はいつもとは趣旨を変え、北海道で生まれ育ったワタシが「Winter, again」について書きまーす!

▼目次はこちら (クリックして表示)

Winter,Again(ウィンターアゲイン)

Winter again

Winter,Againは、1999年2月にリリースされたGLAYの16枚目のシングルで、GLAYで一番売れたシングル(165万枚)

1999年の日本レコード大賞、日本有線大賞を受賞し、1999年を代表する曲のひとつでもある。

作詞作曲はリーダーのTAKUROで、当時付き合っていた彼女に「故郷の函館の雪景色を見せたい」という想いを込めて、自分の幼少時代を書いた曲だということはよく知られている。

ではPVは函館で撮影されたのかしら?と思いきや、実はロケ地は美瑛町。旭川や富良野の近くにある、青い池で有名な場所だよ。

私はGLAYが好き

90年代後半、私はGLAYのメンバーの出身地である函館で小学生時代を過ごした。当時、クラス全員、学年全員、学校のみんながGLAYのファンだった。(熱狂的ファンというわけではなく、好きであることが当たり前というような感じ)

GLAYの新曲がリリースされると、CDを購入した人が歌詞カードをコピーしてみんなに配布してくれた。休み時間にはみんなでGLAYを口ずさんだり、Mステなどの歌番組の話題で盛り上がった。(いい時代だったね)

そんな環境で小学生時代を送ったので、今でもGLAYは大好きで、歌詞を見なくてもシングル曲はほとんど歌えると思う。(小学生時代の記憶ってすごい)

ちなみに、私は大人になってからX JAPANとLUNA SEAも好きになったのだが、これは完全にGLAYの影響だろう。

道産子の私が心から共感できる冬の歌は「Winter, Again」だけかもしれない。

北海道民にとって、冬の到来は嬉しくもあり、辛くもある。

世界最高レベルのパウダースノーを満喫できるという点では非常に嬉しいが、寒いし、暖房代はかかるし、雪かきは大変だし、転ぶし、車は滑るし、普通に辛い。長年住んでいても辛いものは辛いのだ。

冬に対してのイメージ

【道民(及び 豪雪地帯の出身の人)】
ロマンチック < 辛い

【雪があまり降らない地域出身の人】
ロマンチック > 辛い

GLAYは函館出身で、メンバー全員が北海道の冬の厳しさを知っている

そのため、Winter,Againには冬の厳しさを知る者にしか表現できない音と詞が詰まっており、そのひとつひとつに共感して震えてしまう。

北海道の冬と重ね合わせてゾクゾクする

イントロ

イントロのピーンと張りつめた感じ。

GLAYの他の曲と明らかに違う!!

聞き始めた瞬間から鳥肌が立つ。

Fu~~Fuuuu~~~というテルの声は、まるで冷たい風が横から吹いてくるかのような。

Aメロ

歌詞も共感してしまうものばかり。

無口な群衆ひと、息は白く、歴史の深い手に引かれて
幼い日の帰り道、凛と鳴る雪路を急ぐ
街灯の下ひらひらと、凍える頬に舞い散る雪
目を閉じれば昔のまま、厳しくも日々強く生きてる者よ

寒いから口を開けて喋るのが辛く、自然と無口になる… ワカル!!

雪がたくさん降ると「雪が降る音」が聞こえ、街灯の下に雪がハッキリと照らされる… ワカル!!

ほっぺたに雪が舞い落ち、それが溶けてもっと寒くなる… ワカル!!

共感の嵐。

昔も今も、寒いもんは寒い。暖房が発達しても寒い。

そんな極寒の北国で生きている人たちは強いよ、ほんとに。


いつか二人で行きたいね 雪が積もる頃に
生まれた街のあの白さを、あなたにも見せたい

冬は辛い、厳しい、と散々言いつつも、

一面真っ白の銀世界は本当に綺麗なので、見たことがない人に見せてたい、という気持ちは常にある。

ルスツ高原スキー場
ルスツ高原スキー場(現ルスツリゾート / 2009年3月)

Aサビ

逢いたいから、恋しくて、あなたを想うほど
寒い夜は、未だ胸の奥、鐘の音が聞こえる

この「鐘の音」は、函館のハリストス正教会か東本願寺の鐘の音説がある。

どちらも函館の元町・西部地区にあるのだが、函館時代はこの辺に住んでいたということもあり、雪のなか母に手を引かれて歩いていた自分の姿と重ねてしまう…。

Aメロの「歴史の深い手にひかれて」はTAKUROが祖母と歩いている様子を表している)

ハリストス正教会
ハリストス正教会(2009年4月)

Bメロ

のしかかる雲を見上げて、時の速さの流れに問う
誰もが抱く悲しみの、終着駅は何処にあるのか
陽だまり、暮れる坂道で、若さの幻と出逢い
<元気です>の一言に懐かしさよりも
戸惑い立ち止まる

終着駅はどこにあるのか…

函館にあります('ω')ノ

函館駅は、函館本線の「終点」です。

そして、ここに出てくる坂道ってのは、おそらく八幡坂だったりするんだろうな。

ところどころに散りばめられた「函館」を連想させる歌詞に痺れる。

八幡坂
八幡坂(2009年4月)

ちなみに、Winter,AgainはJR東日本「JR ski ski」のCMソングでもあったが、函館駅はJR東日本ではなくJR北海道なのよね~(だからどうしたという話だが)

(吉川ひなのかわいい…)


過ぎ去りし世に揺れる華、遠くを見つめてた
冷たい風にさらされた 愛はあの日から動けないと

冷たい風がビュンビュン吹いていたら、寒すぎて氷のように固まってしまうのでは… と確かに思う。(冷たい風が吹く日は外に出ないようにしたい)

そういう経験をしたことがないと、こういう表現はできないね。

カチカチに凍ったonちゃん
カチカチに凍ったonちゃん(2018年2月さっぽろ雪まつり)

Bサビ

逢いたいから、逢えない夜には、あなたを想うほど
想い出には、二人が歩いた足跡を残して…

雪道の足跡は、雪が降り積もればすぐに消えてなくなってしまう。儚し…😭

Cサビ

降り続く白い雪は、心模様、そっと
滔々とうとうと白い雪は、無常なる人の世を
すべて 許すように降り続いて行く

滔々とうとうとは、「勢いのよい」「盛んな」という意味。

単語の音が柔らかいので優しい印象を受けるかもしれないが、粉雪がひらひら舞い降りるようなイメージとは真逆の「ドカ雪」を表しているのかな。

ドカ雪で一瞬にして足跡(過去)は消え、ドカ雪の後は積雪量1メートル越えの別世界(新しい世界)が広がる。

Aサビに出てきた「鐘の音」、そしてここで出てくる「無常」、、、

これは「祇園精舎のの声 諸行無常の響きあり」(意味:祇園精舎の鐘の音には、すべてのものが常に移り変わる(変わらないものなどない)という響きがある)とかけてるのではないかという声もある。

ということを考慮すると、「鐘の音」は仏教の東本願寺の鐘の音なのかしら?

ギターソロ

吹雪!超吹雪!!!

横殴りの吹雪を彷彿させるような激しさ!!!

最後のサビ

AサビとBサビを合わせた最後のサビで寒さ絶頂です。ありがとうございます。

心温まらない感じが、たまらないのです。冬を感じさせてくれるのです。北海道の冬にぴったり。

他の冬の歌も好きだけど…

他のウィンターソングも大好きなのでよく聞くのだが、自分が知ってる冬とは違うのでやっぱりWinter,Againがいちばん好き~

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Kome

凍えそうな季節に愛をどーこー言う前に、寒そうだから服を着て~

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別に初雪にそこまでザワつかない

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Kome

冬がはじまるよりも、冬がおわる方が嬉しいかも

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Kome

あたたかな雪は降りそそがない

さいごに

以上、冬になると「Winter,Again」を聞きたくなるという話でした。

特にインドにいるときは日本にいるとき以上に聞いていた。私が住むムンバイは冬でも20度以上あるので全然冬を感じられず(ムンバイの民は寒いというが)、気持ちだけでも極寒気分を味わいたかったのよね。

今年の冬は10年ぶりに北海道で過ごすので、Winter,Againを聞いたら身も心も極寒になってしまう!

それでも聞いてしまう中毒性&義務感

これから毎日聞いてしまいそうだ~