
私はアレルギー性鼻炎持ちだ。よく鼻が詰まる。というか1年中詰まっている。
インドに住み始めて鼻詰まりがひどくなった。
という話をヨガの先生にしたところ、「ゼロポリューションカントリー出身だからインドの空気にやられちゃったのかしらね。空気がきれいなところから来た外国人はそういう人多いわよ」とのこと。
そして「鼻うがい」なるものをオススメされた。

ヒェッ!鼻の中に水を入れるだなんて痛そう!
と思っていたが、正しいやり方でやれば痛みゼロ!鼻詰まりは改善し、日本にいたときよりも快適スース―生活を送っている。
そこで、今回は鼻うがいのやり方とメリットについてご紹介!
- 鼻炎で慢性的な鼻詰まりの人
- 花粉症で鼻がムズムズしている人
- 大気汚染で体の危機を感じている人
- ヨガ初心者
鼻うがいで花粉にも、ホコリにも、PM2.5にも打ち勝とう!
鼻うがいって何?
言葉の通り、鼻でうがいをすること。
ヨガにおいて、鼻うがいは「ネティ」と呼ばれており、物理的な滞りを取り除くための浄化方法のひとつとされている。
鼻うがいのメリット
まず、鼻の中や奥底にこびり付いた鼻水や花粉、ホコリが洗い流されてすっきりする。
そしてこれらによって引き起こされていた鼻詰まりや喉の痛みが劇的に改善する。
鼻詰まりの予防にも効果的だ。
インドや中国で大気汚染に晒されている人や、花粉症、ダストアレルギー、鼻炎持ちの人はその効果をすぐに体感できるはず。
また、ヨガ的な発想でいうと、体を浄化することができる。
浄化を続けることで、老廃物をためない(=デトックスされた)状態を保つことができ、免疫力が向上。
結果的に風邪の予防にもなり、いいこと尽くめ。
鼻うがいに必要なもの
ネティポットと呼ばれる鼻うがい用の容器があるとよいが、なければ口が尖った容器があればOK。最悪、マグカップでもできる。
▼ネティポットはこんなやつ。
私はセコいので家にあった軽量カップを使っている。
ネティポットを使った方が圧倒的にやりやすいが、慣れれば、軽量カップでも、マグカップでも、なんでもできる(要練習)。
鼻うがいのやり方
では早速、鼻うがいをやってみよう!
① 水を沸騰し、冷ましてぬるま湯にする。
※水道水をそのまま使うのは、雑菌が繁殖する可能性があるためNG。
② 生理食塩水(0.9%)に近い濃度になるように、ぬるま湯に塩を溶かす。
マグカップ1杯分でやる場合は塩ひとつまみ程度がだいたいの目安。塩を溶かしたぬるま湯をなめてみて、しょっぱいくらいでちょうどよい◎
③ ネティポットや容器にぬるま湯食塩水を移す。
④ 洗面所やシンクの前に移動する。
ネティポットでやる場合
⑤ (右の鼻の穴をうがいする場合)
前かがみになり、頭を左側に傾ける。
「アー」と言いながら(または口を開けながら)右の鼻の穴にネティポットを差し込む。
⑥ 反対側の鼻の穴からぬるま湯食塩水が流れ出てくる。
⑦ ⑤~⑥を繰り返し、ネティポットの水の量が半分くらいになったら、反対側の鼻の穴も同じように鼻うがいする。
⑧ 最後にやさし~く鼻をかんで、鼻の奥に残っている水と鼻水を出し切る。
▼こちらの動画がわかりやすいです。
口の尖った容器やマグカップでやる場合
⑤ 両手にぬるま湯食塩水を少~したらしてもみこむ
⑥ (右の鼻の穴をうがいする場合)
左手をお椀の形にし、中央にぬるま湯食塩水をたらす。
⑦ 前かがみになり、左手を鼻の前に持ってきて、左手の親指の下のところ(上の画像の赤い丸で囲んだところ)で左の鼻の穴を押さえる。
頭を左側に傾ける、同時に右の鼻でぬるま湯食塩水を勢いよく吸い込む。
⑧-1 左の鼻の穴を開放、すると吸い込んだぬるま湯食塩水が流れ出てくる。
⑧-2 左の鼻の穴を開放しなくてもOK、その場合は口に流れ出てくるので、ペッと吐き出す。
➈ ⑦~⑧を繰り返し、容器の水の量が半分くらいになったら、反対側の鼻の穴も同じように鼻うがいする。
⑩ 最後にやさし~く鼻をかんで、鼻の奥に残っている水と鼻水を出し切る。
鼻うがいの注意点
鼻うがいをする際は、以下5点を守ること!
- ネティポットや容器、手は清潔にしておくこと
- 沸騰して冷ましたぬるま湯を使うこと(水道水をそのまま使うのは絶対ダメ!)
- 食塩水は0.9%に近い濃度で作ること(薄すぎると痛いし、濃すぎるとそれはそれで辛くて痛い)
- 最後に鼻をかむときはやさし~くかむこと(さもないと耳が痛くなる)
- 最後に鼻をかんで水と鼻水を全部出し切ること(さもないと中耳炎になる可能性がある)
さいごに
鼻うがいは一回でも効果があるが、できれば毎日続けたいところ。
どんなに対策をしても、大気汚染や化学物質、ほこりから逃れることはできない。
特にインドの大都市に住んでいる場合、毎日体内に汚い空気を取り込んでいる。外出後に鼻をかむとティッシュは真っ黒になる。
毎日鼻うがいを続けて体を浄化し、健康的な生活を送ろう。
最終手段
どうしてもうまくできないという人は、諦めて日本の鼻うがいグッズを買って対策するとよいでしょう。
ハナノア
ハナクリーン