
ナマステ、インド在住(現在一時帰国中)のKome(@chankomeppy)です。
2020年10月上旬、3泊4日で道東と知床を巡ってきたときの記録。写真多め(38枚)でお伝えしますので(語彙力がないから😂)ページの読み込みが少し遅いかもしれません~
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Day | 移動 | 予定 | 宿泊 | 旅行記 |
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Day 1 | 札幌→女満別 | 網走市 ①能取岬 | 網走泊 網走ロイヤルホテル |
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Day 2 | 網走→知床 | 網走市 ③網走監獄 ---------- 斜里町①天に続く道 | 知床泊 KIKI知床 ナチュラルリゾート |
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Day 3 | --- | 斜里町 ③知床クルーズ |
前半: CLICK 後半: CLICK | |
Day 4 | 知床→阿寒 阿寒→釧路 釧路→札幌 | 清里町 ①神の子池 ---------- 弟子屈町①摩周湖 ---------- 釧路市①釧路湿原 | なし | CLICK |
▼1日目の記録はこちら
この記事は2日目の記録だヨ!
▼目次はこちら(クリックして表示)
網走観光③ 網走監獄
網走観光①(能取岬)、網走観光②(卯原内サンゴ群生地)については前の記事を見てね!
【アラサー女ひとり旅】北海道 道東・知床編① ~Day1 網走の自然とオホーツクの海の幸~
2日目最初の目的地は「網走監獄」。
網走といえば網走監獄を思い浮かべる人も多いのでは。網走を代表する観光スポットだ。
高倉健さんの映画「網走番外地」シリーズで「北の最果ての監獄」というイメージが定着。最近では歴史マンガの「ゴールデンカムイ」でご存知の方もいるかも。漫画では13巻~14巻、アニメではエピソード22~24に網走監獄が出てくる。
「網走監獄」はかつて網走刑務所で使用されていた建物を野外博物館として公開している施設。 日本国内において、❝刑務所❞をテーマにした博物館はおそらくココだけなんじゃないだろうか。
明治時代、網走刑務所は重罪(懲役12年~無期懲役)の受刑者を収容しており、 受刑者たちは蝦夷地(北海道)開拓のために必要な道路建設などの重労働を課せられていた。(発足時、無期懲役の者が3割以上を占めた)
当時はロシアの脅威があったので、すぐにでも蝦夷地を開拓する必要があり、その労働力として囚人を使えば安上がりという考え。
その労働環境は人権を無視した過酷なもので、凍てつくような寒さの中、受刑者たちは蝦夷地を切り拓いていったのである。 北海道の開拓は網走の囚人なしにはなしえなかった・・・と言っても過言ではなく・・・道産子としてはMUST VISITな場所である。
▼網走監獄の場所
ちなみに、網走には現在も網走刑務所があるが、そちらは本物の刑務所。Googleマップで「網走刑務所」と検索すると、刑務所のほうに行ってしまうのでご注意w
刑務所はもちろん一般公開されていないです。
博物館 網走監獄
■住所:北海道網走市呼人1-1
Google Mapで見る
■アクセス:網走バス「天都山入口」下車 徒歩15分
網走市内中心部から車で約10分
■営業時間:9時~17時(8/1~8/16は18時まで)
■入場料:大人1,100円、大学・高校生770円、小・中学生550円
■公式サイト:博物館 網走監獄
▼網走刑務所までの道のり
いざ、網走監獄へ!
主な見どころを少しだけ紹介。
【再現】正門
1924年(大正13年)に建てられた網走刑務所の正門を再現したもの。
通称「赤レンガ門」。実物は現在も網走刑務所で使われている。
【重要文化財】庁舎(管理棟)
1912年(明治45年)に建てられた網走刑務所の庁舎を移築したもの。
明治時代の建物によく見られる和洋折衷な擬洋風建築が萌えますな。
国指定重要文化財。
内部では、網走刑務所の歴史や建築について展示している。
【再現】看守の官舎(社宅)
1912年(明治45年)に建てられた網走刑務所職員の官舎(社宅)を再現したもの。
網走川の両岸に176戸も立ち並んでいて、1983年(昭和58年)まで使われていたらしい…。
新人用の一番狭い家は9坪の1DKだって😦
再現されている部屋は新人用の最も狭い間取りなので、門倉看守部長の官舎はおそらくもっと広い部屋でしょうw(ゴールデンカムイ)
【重要文化財】二見ヶ岡刑務支所
1896年(明治29年)に建てられた網走刑務所二見ヶ岡刑務支所を移築したもので、現存する国内最古の木造刑務所。
刑務所の農園作業施設で、刑務所敷地外にあった。内部には庁舎、舎房、作業場、食堂などがある。
国指定重要文化財。
シュールなマネキンがあちこちに展示されているので、見ていて飽きない。
【重要文化財】舎房および中央見張所
1812年(明治45年)に建てられた網走刑務所の舎房と見張所を移築したもの。
1984年(昭和59年)まで使われていた。明治時代の姿を完全に残す舎房としては国内最大規模。
国指定重要文化財。
木造で渋いね。このような舎房が全部で5つある。
当時の網走は冬にはマイナス30度になることもあったそうで、暖房が入ってもマイナス10度前後だったらしく・・・。とても耐えられない寒さだ。
時代ともに暖房は薪ストーブ→石炭ストーブ→石油ストーブ→スチーム暖房と近代的に整備された。そりゃ、薪ストーブは寒いよね・・・。
廊下の熱をできるだけ部屋に入れられるように、そして部屋の中から廊下が見えないように、格子がくの字型になっている。極寒の網走ならでは。
ここにもシュールなマネキンが。表情がつぼる。
【重要文化財】教誨堂
1912年(明治45年)に建てられた教誨堂を移築したもの。
国指定重要文化財。
まだ10月上旬なのに、すでに葉が綺麗に黄色く色づいている🍂
外観は「和」、内装は「洋」という対比が美しい。
【登録文化財】見張り所(哨舎)
網走監獄各所には
建築年代は不明だがおそらく明治~大正時代に作られたもので、昭和60年ごろまで実際に使われていたものを移築した。
赤いトンガリが特徴的~!
見張り台の中にも、シュールなマネキンが設置されていた。
有形登録文化財。
【博物館】監獄歴史館
網走監獄・刑務所の歴史を展示している施設。なかなか見ごたえがあった。
1890年(明治23年)、人口600人強の小さな漁村の網走に、1200人もの重罪の受刑者たちがやってきて北海道開拓に従事。
明治10年代~30年代の間に、3000人もの犠牲者を出したそうだ。負の遺産😢
現在の網走刑務所は、個室にテレビがある全国唯一の刑務所であると館内のスタッフさんが教えてくれた。
かつて受刑者に過酷な重労働を強いた反省?から、「受刑者も人間なので最低限の生活を保証しなければいけない」としてテレビを設置することになったんだとか。
ちなみに、先述の通り、昔は重罪の受刑者が網走刑務所に収容されていたが、現在は刑期10年以下の受刑者や再犯者・暴力団構成員といった犯罪傾向の進んだ受刑者を収容しており、無期懲役の極悪人は
ここで紹介したスポット以外にも監獄内には多くの見どころがあるため、ゆっくり見ていたら全体を周るのに3時間もかかってしまった。
敷地面積が東京ドーム3.5個分に相当するそうなので、隅から隅までじっくりと見たら3~4時間はかかってしまうかもね。
受付でいただいたパンフレットには2つの見学ルートが提案されていて、全体を見て周る「じっくりコース」は2時間、要所のみを駆け足で回る「早まわりコース」は1時間が所要時間の目安とされている。ご参考まで。
知床へ移動
ひとり旅、と書いているがここからは友人と合流。
ワタクシ、車の運転ができないものでして・・・運転は友人に任せて知床を目指す。
知床とは
ここで、「
「知床」の場所
まずはじめに、
北海道に「知床」という名前の市区町村は存在しない。
知床とは、道東のオホーツク海に突き出した半島エリアのことで、
観光のメインとなるのは、北西部の斜里町のウトロ地区と南東部の羅臼町。見どころは斜里側に集中しており、観光地としても整備が進んでいる。
羅臼側はより自然に近い形であり、天気がよければ北方領土(
私たちは、はじめての知床ということもあり、知床の定番観光地を巡ることができる斜里側に行くことにしたよ。
「知床」の名前の由来
知床の名前は、アイヌ語で「地の果て」や「岬」を意味する「シリエトク」が由来となっている。
世界遺産
知床は、2005年(平成17年)に日本で3番目の世界自然遺産に登録された。
「北半球において、知床は流氷が押し寄せるもっとも南の海域に位置し、流氷によってダイナミックな生態系をもたらし、知床にしかない食物連鎖を生み出している」というのが登録理由。
これにより、知床には多種多様な動植物が生息。ヒグマやエゾシカ、アザラシやトドといった大型の哺乳類も生息しているよ。
世界遺産登録にあたり、環境省は知床の「景観」も推したそうなのだが、これは却下されたらしい。
知床の雄大な景色は世界遺産登録の理由とはならなかったものの、「知床八景」と呼ばれる8つの景勝地も見逃せないよね。
※ガイドブックやパンフレットなどで時々みかける「世界遺産にも登録された知床の絶景」というのは間違い。知床の景観は美しいが、世界遺産の登録理由ではない(却下されている)。
世界レベルでスゴイのは知床の生態系であって、知床の景色は世界遺産に登録されるレベルではない点に注意が必要だヨー。
せっかく知床に行くなら、景色だけではなく知床の動植物にも注目すれば最大限に楽しめるヨー。
知床観光① 天に続く道
知床(斜里町ウトロ)に向かう途中、まるで道路が天に続いているかのように見える場所がある。
この場所は「天に続く道」と呼ばれ、展望台も整備されている。
▼天に続く道(スタート地点)の場所
天に続く道のスタート地点には記念撮影用アイテムが設置されている。中腹には展望台がある。
秋のひまわり畑
「ひまわり」といえば夏の花のイメージがあるが、秋に咲く遅咲きの品種のひまわりもある。
「天に続く道」の近くで、たまたま秋のひまわり畑を発見🌻🌻🌻
▼ここに咲いてたよ
秋に自家用車やレンタカーで知床に向かう人は、天に続く道のついでに立ち寄ってみて🌻
知床観光② オシンコシンの滝
知床八景のひとつ、「オシンコシンの滝」へ。
「オシンコシン」とはアイヌ語で「そこにエゾマツの群生するところ」を意味する。
名前の由来は滝とは関係ないのね。
流れが2本になっているので、「双美の滝」とも呼ばれ、日本の滝100選にも選ばれている。
▼オシンコシンの滝の場所
オシンコシンの滝
■住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ西
Google Mapで見る
■アクセス:国道沿い、ウトロ中心部から車で約10分
■公式サイト:オシンコシンの滝|斜里町観光協会
ホテル(KIKI知床 ナチュラルリゾート)
GoToトラベルキャンペーンを利用してKIKI知床ナチュラルリゾートに宿泊。2泊3日朝食付き。
1泊13,000円×2泊=26,000円(一人あたり)
→GoToトラベル割引適用後16,900円、地域共通クーポン4,000円
GoToトラベルさまさま~!
ひとり旅の時はたくさん写真を撮るのだが、誰かと一緒に旅行をすると全然写真を撮らなくなる私。
ホテルの外観しか撮影しておらず、ロビーの写真も、部屋の写真も、、、ありません\(ᐢoᐢ)/💦
【夕食】地元民に愛される居酒屋「潮風」
ホテルの隣にある居酒屋「潮風」さんで夕食をばー🐟地酒もたくさんいただいた🍶
(ホテルの写真と同じく、写真がほとんどない・・・が、お刺身なども堪能しましたぞ)
ウトロでは、宿は夕食付のプランで予約するのが一般的なので、観光客向けのレストランや居酒屋が少ない。
ここはガイドさんやホテルスタッフといった地元の方も訪れる居酒屋さんで人気なのですぐ満席になるみたい。開店と同時に行くのがベター。
食事処 潮風
住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ香川222
Day3に続く
お部屋で流氷ドラフトという青いビールをいただきまして🍺
翌朝が早いので早い時間に床に就きます。おやすみなさい。
Day3に続く・・・
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