ナマステ、インド在住(現在一時帰国中)のKome(@chankomeppy)です。
10月後半に、旭川周辺の観光スポットを巡るという、札幌からの日帰りバスツアーに参加した。
前回の記事(【札幌】札幌周辺の紅葉の名所を巡る日帰りバスツアーに参加(恵庭渓谷/支笏湖/洞爺湖など)Go To Travel利用)同様、リアルタイムから1か月近く経ってしまい新鮮な情報ではないのだが、今回のルートは札幌から日帰りで旭川周辺に観光したい!という人の参考になると思うので、旅行記を残しておく。
北海道旅行のルートづくりの参考にしていただければ幸いです★
- 北海道への旅行を計画している人
- 旭川周辺の観光スポットを知りたい人
- 札幌から日帰り旅行を計画している人
▼前回の記事はこちら
▼目次はこちら
- 概要
- 集合場所
- 砂川SA(休憩)
- 旭山動物園(旭川)
- パッチワークの路とCMにも採用されたユニークな木々(美瑛/車窓から見学)
- 青い池(美瑛)
- ファーム富田(富良野)
- ニングルテラス(富良野)
- さいごに
概要
今回参加したのはこちらのコース。
GoToトラベル事業支援対象・旭山動物園と富良野美瑛・ニングルテラス欲張りプラン 1日間
- ツアー価格:6,000円(Go To Travelキャンペーン適用後3,900円)
- 地域共通クーポン:1,000円
- 旅行会社:札幌通運株式会社 クラブゲッツ
クラブゲッツは札幌を基盤とする旅行会社なのだが、HISなどの現地オプショナルツアーとして利用されていることもあり、道外からの参加者がほとんどだった(服装や方言から推測)。
旅程は以下の通り。
8時頃:札幌中心地発(中島公園/大通り/札幌駅)
9時頃:砂川SA(休憩/15分)
10時頃:旭山動物園(旭川/自由時間2時間半)
13時半頃:パッチワークのとCMにも採用されたユニークな木々(美瑛/車窓から見学)
14時頃:青い池(美瑛/自由時間40分)
15時頃:ファーム富田(富良野/自由時間30分)
16時頃:ニングルテラス(富良野/自由時間40分)
18時頃:岩見沢SA(休憩/15分)
19時半頃:札幌着
昼食はコースに含まれていないので、旭山動物園内で各自いただく。自由時間が限られているため大したものは食べられない。昼食付きコースもあり、こちらはGo To Travelキャンペーン適用後5000円くらいだった。
ツアーには旭山動物園の入場料(大人1名1,000円)が含まれているので、3,900円というのはかなりお得✨Go To Travelサマサマ。
駆け足で人気スポットを制覇する旅程なので、自家用車やレンタカーなどで「個人」で札幌から日帰り旅行する場合は、もう少し時間がかかるかもしれない。
このバスツアーの数日前に、北海道の観光バスでクラスタが発生したこともあり(道外からの読売旅行のツアー)、感染対策もしっかり。
- ツアー開始前に検温
- バス内ではマスク着用
- バス内で飲食可能(※前回のクラブツーリズムでは不可だった)
- バス内で大声での会話禁止
- バス乗車前に毎回、手の消毒
最近は全国的に感染者数が拡大していることから、観光バス内での飲食は禁止となった。
それでは、次からツアーの内容をまとめていくよ
集合場所
集合場所は3つあり、①中島公園のプレミアホテル(旧ノボテル)、②大通り公園のビューホテル、③札幌駅のANAクラウンプラザホテル。
私はANAクラウンプラザ前から乗車。
乗車率は100%に近い。「旭山動物園」「青い池」「富良野」というワードは心惹かれ度が相当高く、しかもGo To Travelキャンペーンで破格となっているため、オフシーズン※でもこんなに人気なのも納得。
(※旭川周辺は夏のラベンダーの時期がピークシーズン。秋は夏に比べると見どころが限られる。)
砂川SA(休憩)
札幌を出発したバスは、1時間ほど走って砂川サービスエリアへ。
ここが日本最北のサービスエリアなのだと初めて知った。 ここから北には道の駅はあってもサービスエリアはないのか…。
札幌では晴れていたのだが、砂川に着くと雨がしとしと降っていた。 添乗員さんによると、旭川はもっと雨が降っている可能性があるとのことで、急遽ビニール傘を購入。
これで雨が降らなかったら荷物が増えただけで買い損である。 雨は降ってほしくないが、せっかく荷物を増やしたのだから少しは活躍してほしいという気持ちも入り混じる。
朝ごはんがてら、うに入りかまぼこを購入。
旭山動物園(旭川)
最初の目的地、旭川市にある「旭山動物園」に到着。
旭山動物園は、日本最北の動物園で、東京の上野動物園、名古屋の東山動物園、大阪の天王寺動物園に次いで、日本で4番目に来園者数が多い。年間100万人以上が訪れている。
上野動物園にはパンダ、東山動物園にはコアラといった圧倒的集客力のある動物が飼育されており、かつ上位3つの動物園は東名阪にある。
特に珍しい動物がいるわけでもない地方の動物園が4位にランクインするというのは驚異的なことなのだ!!
旭山動物園がこんなに人気である理由は「行動展示」。
動物の姿(形態)を展示しているのではなく、動物が動く様子(行動)を立体的に展示しており、動物が生き生きと動く様子を間近で観察することができる。
今では全国各地の動物園で行動展示が見られるが、旭山動物園はそのパイオニアで、1990年代後半から取り入れている。
個人で行く場合は、入場券購入時の行列/混雑を避けるために事前にWebチケットを購入しておくことをオススメする。
天気は悪く小雨が降り続けており、10月後半で気温は5度台!寒いね~
旭山動物園では動物を「かなり近く」に感じられる。できるだけ柵などの障害物なしで動物を見れるように、または透明な板越しに動物と接近できるように、さまざまな工夫が凝らされている。
▼こんなに接近できます!
(いずれもスマホ又は標準レンズで撮影。望遠レンズは使っていないよ!!!望遠レンズを使わないでこんなに接近した写真を撮影できるのだ!!!)
「もぐもぐタイム」(スタッフが動物にエサを与えながらその動物について解説)などの人気イベントはコロナの影響ですべて全て中止だったのは残念だったが、探索の時間が2時間半と限られていたので、仮にイベントがあったとしてもほとんど見れなかったに違いない。
▼ほかにもこんな感じで、駆け足で見て周った。(私のInstagramより)
じっくり見ると、とても2時間半では見て周れない。半日あっても足りないかもしれない。
パッチワークの路とCMにも採用されたユニークな木々(美瑛/車窓から見学)
(出典:美瑛町観光協会)
旭山動物園から青い池に向かう道中、「パッチワークの
この一体の畑は異なる作物が区画ごとに育てられており、その様子がまるでパッチワークのように見えることからそのように呼ばれるようになった。
残念なことに、もう作物の収穫は終わってしまったようで、❝パッチワーク感ゼロ❞の裸の畑を見るだけとなった。(作物収穫前の夏が見頃)
▼バスの窓には雨の水滴がついているわ、天気も悪いわ、収穫は終わってパッチワーク感はないわ、色々と残念な感じのパッチワークの路。
パッチワークの路以外にも、周辺には有名な「木」がいくつかある。
1976年(昭和51年)にセブンスター(JTのたばこ銘柄)のCMに採用された「セブンスターの木」。そのまま、セッターの名前から命名。かしわの木。
一瞬で通り過ぎてしまったため、写真に収めることはできなかった。
セブンスターの木(出典:美瑛町観光協会)
1972年(昭和47年)に日産スカイラインのCMに採用された「ケンとメリーの木」。CMに出演していたのがケンとメリーだったことから命名。ポプラの木。
▼車窓からだとこんな感じ。これも一瞬で通り過ぎてしまったが、かろうじて撮影に成功w
ケンとメリーの木(出典:美瑛町観光協会)
「親子の木」。2本の木が親子のように見えることから命名。かしわの木。
▼これはバスからもしっかり見えたよ👀(少し離れたところにあったため画質は悪い)
これらのCMが実際に放映されていたのは1970年代のこと。「CMに使われた有名な木」であるのはわかるが、自分自身がリアルタイムでCMを見ていたわけではないのであまり興奮はしなかった、というかできなかった。知らないのだから興奮のしようがない。
天気が悪い中で車窓から見学、というのもよくなかった。車を止めて立ち止まってみれば、大自然の中に凛とたたずむ木々の雄大さを感じられたことだろう。緑いっぱいの夏、または一面の銀世界になる冬に訪れるのがオススメ。
私は学生時代に夏に訪れたことがあるが、非常に北海道らしい壮大さのなかにメルヘンさが入り混じる絶景だったことを今でも覚えている。パッチワークの路とユニークな木々を満喫するためには、自家用車やレンタカー、または夏場ならレンタルサイクルでじっくりと周るのがいいんだろうな。
青い池(美瑛)
次の目的地、美瑛の「青い池」へ。
青い池はもともと観光地でもなんでもなかった。1997年に富良野に住むプロカメラマンがたまたまこの池を発見し写真集を出したところ、写真愛好家の間で話題となった。口コミやSNSを通じて、写真愛好家以外にもじわじわと広まり、今では「青くて神秘的な池」であるとして、旭川周辺エリアの有名な観光スポットのひとつに数えられている。
この池がなぜ青いのかというと、温泉の成分と水が混ざり、光の反射で青く見えるのだそうだ。
天気は悪かったが雨でも青い!どんな天候でも青く見えるだなんて、観光客に優しい池でもある。
11月から4月の冬季限定で青い池はライトアップされる。夏場には見られない白と青の幻想的な世界が広がるので、冬に美瑛を訪れる際にはMUST VISIT。
近隣で宿泊する場合は新富良野プリンスホテルやラビスタ富良野ヒルズあたりが便利。
ファーム富田(富良野)
続いて、富良野にある超定番の観光スポット「ファーム富田」へ。
ファーム富田と言えばラベンダー畑が有名だ。夏には一面に広がるラベンダー畑を見るために、全国から観光客がやってくる。
ラベンダーの季節(7月~8月)以外はなにもないんじゃないかと思うなかれ。ファームは1年中オープンしていて、ラベンダー以外のシーズンには旬の花を育てている。
▼秋のガーデンの様子
10月下旬、北海道の秋に綺麗に咲く季節の花の一つが「サルビア」だ。その中でも青色のサルビアはラベンダーに似ているので、ラベンダー感を出すためにブルーサルビアも植えられている。
▼ブルーサルビア
秋のガーデンも綺麗で「北海道の秋」を感じることができるのだが、テンションが爆上がりするのはやっぱり夏かなぁ・・・
今年の夏、私は札幌でラベンダー畑を楽しんだ。ファーム富田のラベンダー畑は札幌にあるラベンダー畑の何倍にも及ぶ規模で圧巻。以下の記事内で紹介している幌美峠のラベンダー畑も十分広いように見えるが、ファーム富田はこんなもんじゃないのよ~!
というわけで、やっぱり夏がおすすめです。
ニングルテラス(富良野)
最後に訪れたのが、新富良野プリンスホテルにある北海道の手工芸品のショップが集まる「ニングルテラス」。
「ニングル」とはアイヌ語で、「ニン」は縮む、「グル」は人という意味で、北海道の森の奥に住む森の知恵者といわれる伝説の森の番人のことを指す。
各ショップはかわいらしいコテージに入居しており、色とりどりの紅葉のとコテージの組み合わせは、雰囲気が最&高。
特に何も買うつもりがなくても、ただプラプラとウィンドウショッピングをするだけでウキウキした気分になれる素敵な場所だと感じた。
暗くなるとライトアップされ、なんとなくヨーロッパのクリスマスマーケット感もあるような気がするような、しないような。
(紅葉があるのでやっぱりクリスマスマーケットではないか。)
ひとつ、たった一つ残念だったのは、ニングルテラス内のカフェやパン屋さんがすべてクローズしていたこと。
(公式ページでは年中無休となっているのに~!!!)
この時期は観光客が少ないので仕方がないのは分かっているが、寒い中で飲む温かいコーヒーとふかふかのパンは美味しいんだろうな…だなんて想像してしまった。
さいごに
旭川周辺エリアのの観光シーズンは「夏」。
秋はオフシーズンであることは承知済みで今回日帰りバスツアーに参加したが、オフシーズンでも十分満足の内容だった。
…ということは、夏に訪問したらもっと満足できるということ!!!
次は夏に行きたいなぁ~と思うも、来年の夏はさすがにもうインドに帰国しているだろうから(そう信じたい)、次がいつかは未定。
旅行はできるときにしておくのが大事だと、コロナ渦になって強く思うようになった。
インドに帰れない今だからこそ!
海外旅行ができない今だからこそ!
遠出しづらい今だからこそ!
これまで灯台下暗しだった北海道内や国内の素敵な場所を開拓していきたいと思います💕
(早くヨーロッパやインドを旅行したい…という気持ちをなんとか抑えるのに必死)
最後までお読みいただきありがとうございました♪