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富良野まで行かなくてもOK!札幌にある都会のラベンダー畑(幌見峠)

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インドゆるゆる生活

タイトル画像(富良野まで行かなくてもOK!札幌でラベンダー畑を楽しんできた!(幌見峠))

ナマステ、インド在住(現在一時帰国中)のKome(@chankomeppy)です。

北海道の夏の風物詩と言えば、ラベンダー畑だ。

せっかく一時帰国で札幌に滞在しているのだからラベンダーを見て北海道の夏を最大限に満喫したい。しかし私は道産子であるにも関わらず車の運転ができないので、富良野まで行くことはできない。

そこで、富良野ほど規模は大きくないが札幌にもいくつかラベンダー畑があるので、今回は「幌見峠ほろみとうげ」を訪れることにした。

幌見峠までの行き方(公共交通機関)と、幌見峠のラベンダー畑についてまとめたよ!

富良野まで行かずしてラベンダーを楽しみたいという方の参考になれば幸いです。

はじめに:札幌はラベンダー発祥の地

ラベンダー発祥の地
出典:www.sapporo.travel

ラベンダーといえば「富良野」が圧倒的に有名だが、実は日本で最初にラベンダーが栽培されたのは札幌だ。

昭和12年に曽田香料株式会社が香料の原料としてフランスのアントワン・ヴィアル社からラベンダーの種子5キロを入手し、千葉県(千葉)・岡山県(倉敷)・北海道(札幌)で試験栽培したところ、北海道が最もラベンダーの栽培に適した土地であることがわかり、札幌市南区(南の沢)と岩内(小樽の近く)で本格的な栽培が始まった。

昭和23年、上富良野町で曽田香料のラベンダーが委託栽培されることになり、富良野での栽培が広まった。香料として栽培されていたラベンダーであったが、合成香料などが安く手に入るようになったことで、昭和52年に香料会社からのラベンダー油の買い取りが終了農作物としてのラベンダーの栽培は終了した。

しかし、ちょうどこの頃、国鉄のカレンダーで富良野のラベンダー畑の写真が使われたことで、富良野のラベンダーは全国的な知名度を獲得することになり、富良野も観光資源として積極的にPRを行ったため、今ではラベンダーといえば富良野というイメージが定着している。

(参考:ラベンダーの歴史|かみふらの十勝岳観光協会公式サイト

幌見峠への行き方

幌見峠の場所

幌見峠のラベンダー畑への行き方は、普通は車、または地下鉄東西線円山公園駅からタクシーに乗って行くのが一般的。

しかし。冒頭に書いた通り、私は車を運転できない。
車で行けない。

また、お金をかけたくない。
タクシーを使いたくない。

したがって、公共交通機関徒歩で向かった。

公共交通機関で行く場合、地下鉄南北線真駒内駅、または地下鉄東西線円山公園駅から出ているバスで向かうことができる。

前者はバスの本数はかなり少ないが、バス停からラベンダー畑まで歩いて10~15分程度で、坂も緩やかなのであまり疲れない。後者はバスの運行頻度が前者より高いが、バス停からラベンダー畑まで歩く距離は長く、坂の傾斜も急だ。

というわけで、行きは真駒内駅からのバス、帰りは円山公園駅までのバスを利用。

ばんけいバス(真駒内駅バス停)

真駒内中学校グラウンド横にあるばんけいバスのバス停から、発寒南駅行きのバスに乗車。

なんと、2時間に1本しかないんだぜ😂(ばんけいバス時刻表

ばんけいバス(バス車内)

住宅街を抜け、山道をぐいぐい進んでいく。乗車して15分程度、「幌見峠入口」で下車。運賃は240円(2020年8月現在)。

ばんけいバス(幌見峠入口バス停)

バス停の周りには何もない。本当に何もない。

大学生くらいの若いカップルがバス停付近をウロウロしていた。残念ながらバスは2時間に1本しかないし、流しのタクシーも走っていない。時刻表を事前に確認しないと時間を無駄にしてしまうので要注意。

大学生カップルにとっては、2時間に1本のバスを待つ時間は「時間の無駄」ではなく楽しい時間なのかもしれないけどね、、、!

幌見峠への山道

道路沿いには小さな神社があり、神社の横の坂道を歩いていくと、10~15分で峠に到着する。坂道の傾斜もそこまできつくなく、散歩感覚でラベンダー畑まで登っていくことができる。

幌見峠ラベンダー畑の駐車場

ある程度登っていくと、ラベンダー畑の駐車場へ入場待ちの車の行列ができていた。みんな普通は車で来るよね、そうだよね、知っています。私も本当は車で来たかったです。

車で来る場合は、駐車場代が500円かかる。

幌見峠のラベンダー畑

札幌の幌見峠のラベンダー畑

幌見峠のラベンダー畑は、1987年に植えられた120株のラベンダーが始まりで、今では約7000株のラベンダーが咲いている。

富良野で人気のある大きなラベンダー畑だと数万株のラベンダーが咲いているので、それらと比較すると小規模ではあることは否めない。

札幌の幌見峠のラベンダー畑2
札幌の幌見峠のラベンダー畑3
ラベンダー畑はこじんまりしているので、写真は近景が多めになる。

札幌の幌見峠のラベンダー畑とミツバチ
ラベンダーの香りと蜜に惹かれてやってきたミツバチさん。

たとえ小規模であっても、富良野まで行かずにラベンダーを楽しめるので大満足である。

そして、幌見峠のラベンダー畑には、富良野にはない魅力がある。

幌見峠に咲くラベンダーの紫のじゅうたんの向こう側には、札幌の街並みが広がっているのだ!

都会のラベンダー畑💜

富良野とは違った、札幌ならではのラベンダー鑑賞の楽しみ方だね。

札幌は都会なのに自然が豊かでほんとにいい町だよね。こういう景色を見るたびに、将来はまた札幌に住みたいと思ってしまう。

札幌幌見峠のラベンダー畑と札幌市街地の景色
ラベンダー畑の奥に広がる札幌市街地の景色

幌見峠からの帰り方

行きは真駒内駅からばんけいバスに乗ってきたが、帰りは峠を下ってJRバスの「円山西町神社前」からバスに乗って、地下鉄東西線円山公園駅まで行くことに。

幌見峠のラベンダー畑から円山西町神社前のバス停に向かって歩いていると、後方から聞き覚えのあるイントネーションの英語らしき言語が聞こえてきた。耳をダンボにして聞き耳を立てると、それはヒングリッシュ(英語とヒンディー語がミックスした、インドで話されている言葉)だった。

若い男女のグループだったので、北大の留学生だろうか?などと一人で想像を膨らましていると、彼らに声をかけられた。

「スイマセン」

なになに?私からインド臭でも放たれていたか?

すると、彼らは私が背負っていたリュックについて尋ねてきた。

この日、私はインドのクロマ(ビックカメラ的な家電量販店)でラップトップを購入した際におまけでもらったリュックを使っていたのだが(カメラを入れるのにちょうどよいサイズの鞄がなかったもので😂)、それに反応したらしい。

「これインドのお店のかばんですよね?」

てか、目よすぎじゃない?!クロマのロゴ、かなり小さいんですけど...👀

バス停までの道の途中にあったアジサイ

バス停までの途中に、綺麗なあじさいが咲いていた。札幌の公園や歩道に咲いているあじさいは白い品種のものが多いような気がするので(私の家の周りだけかもしれないが)、カラフルなあじさいを見るとそれだけで嬉しくなる。

バス停までの道

インド人の皆さんと会話をしながら(方向が一緒なので、別れるわけにはいかない)、20分ほど坂道を下ってバス停に到着。

バスの運行頻度は1時間に2本程度。バスが来るまで15分くらい時間があったので、バス停の名前にもなっている「円山西町神社」をチラ見。

円山西町神社

ラベンダー畑に行くときに下車した「幌見峠入口」のバス停の近くにも小さな神社があったが、山の高いところには神様がいると信じられて、その麓に神社ができたとか、そういうことなのかな。

インド人学生たちに「お賽銭の5円は『神様にご縁がありますように』という意味が込められているんだよ」とドヤったところでバスが来た。円山公園駅まで乗車時間は20分弱、運賃210円。

車がない、タクシーは使いたくない、公共交通機関だけで幌見峠に行きたいという人はレアだと思うが、もしそういう方がいれば、この記事は参考になるのかな。車を持っていなくても、1人じゃなかったらタクシーに乗った方が楽でよさそうだけどね、、、

円山西町神社前バス停

さいごに

ラベンダーのシーズンは7月中旬から下旬、半月程度と短い。その短い期間を狙って富良野に行くのは容易ではないが、札幌のラベンダー畑に行くのは容易。札幌市民なら、毎年行きたいね!

幌見峠のラベンダーは株数が年々増加しているようなので、毎年少しずつパワーアップして、数十年後には富良野のラベンダー畑にも負けない、ラベンダーが一面に広がる日が来るかもしれない。楽しみ💜