ナマステ、インド在住のKome(@chankomeppy)です。
2022年5月に楽天モバイルの新プランが発表された。「月間データ使用量1GBまでは利用料無料」が廃止され、最低利用料が月額1,078円(税込)になる。
海外在住者の多くは、日本の電話番号維持や一時帰国時に使用するために「楽天モバイル」を契約している人が多い。もちろん私もその一人で、海外在住者にとって必須SIMカードだったわけだが…
うーん、どうしよう、、、
新プランにそのまま移行しちゃう?いうても月1,000円程度だし。
それとも、もっとお得な料金プランがある他社に乗り換えちゃう?たかが1,000円/月、されど1,000円/月。日本円での収入がないのに年間1万2,000円も払うのは勿体なくない?
だなんて考えていたものの、何も決めずに問題を先送りしてしまい、期限ぎりぎりまで放置していた。楽天さんからのリマインドメールがなければそのまま自動移行するところだったわ。
この問題すっかり放置してたわ…
— ᴷₒᴹₑ🇮🇳 गुड़गाँव में🕉️ (@chankomeppy) June 21, 2022
どうしよう…😅
みなさんどうしましたか? pic.twitter.com/WSjxRsgL8d
やっぱり、ほとんど使わないのに年間1万2,000円の出費は痛いなぁ・・・ということで「povo2.0」に乗り換えることにした。
▼目次はこちら (クリックして表示)
povo2.0プラン詳細
povo(ポヴォ)はKDDIが提供するプランの格安プランのひとつ。ガースー元総理の政策のひとつであった「スマホ料金値下げ」に対応するために大手キャリア3社は格安プランを打ち出したが、そのうちKDDIが提供しているのがこれだ。
サービスの特徴は、使いたいものを使いたい分だけ選べる「トッピング」で、基本使用料が「0円」なので楽天モバイルからの乗り換えが殺到しているらしい。
もちろん無条件で「0円」というわけではなく、180日(半年)に1回は有料トッピングを購入しないといけない。180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあるとウェブサイトに明記されている。
海外在住者目線だと、半年に一度くらいは一時帰国しそうだし、きっと何かしら有料トッピングを購入するに違いないという目論見。
主な特徴
- 基本使用料無料
- eSIM対応
- auの回線を使用
- 事務手数料等なし
- 半年に一度有料トッピング購入必須
- 手続き・サポートはすべてオンライン
eSIM対応&オンラインで手続き可能なので、eSIM対応端末が手元にあって有効な身分証明書があれば海外からでも申し込み可能やで!
ただし、オフィシャルでは「海外からの申込み不可」という取り扱いになっているとツイッターで教えていただいたので、そこは自己責任ってことで…。
正式な回答としては海外申込み不可みたいです!
— ハーセイ🇮🇳 (@HaaahSay) June 22, 2022
海外未対応のeSIMだからMNPがうまくできないんでしょうかね🙄 pic.twitter.com/eMTwncjVB2
有料トッピング
- データ使い放題(24時間):税込330円/回
- データ追加1GB(7日間):税込390円/回
- データ追加3GB(30日間):税込990円/回
- データ追加20GB(30日間):税込2,700円/回
- データ追加60GB(90日間):税込6,490円/回
- データ追加150GB(180日間):税込12,980円/回
私が一時帰国にデータ通信をするのは、外出時の移動中にLINEやWhatsappでメッセージのやり取りをする程度。カフェや商業施設内はどこもFree WiFiがデフォルトになっているし、どんなに使ったとしても3GBあれば余裕で足りそう。(私の場合)
- DAZN 使い放題パック(7日間):税込760円/回
- smash. 使い放題パック(24時間):税込220円/回
DAZNはスポーツ専門VODサービス、smash.はauの動画視聴サービス。
smash.使い放題パック(24時間)の220円が最安トッピングなので、半年に1度ペースで一時帰国できない場合にはこのトッピングを購入すればよい。
- 5分以内通話かけ放題(1か月):税込550円/月
- smash. 通話かけ放題(1か月):税込1,650円/月
国内通話を発信する際は30秒22円(税込)、受信は無料。一時帰国時の使用を想定している私には必要ないトッピングである。
- スマホ故障サポート(1か月):税込830円/月
故障時に端末を新品(または新品同等品)に交換してもらえるサービス。交換対象端末はiPhone、au/UQ mobile販売機種、au指定機種のみ。これも私には必要ないかな。
何も使わなければ半年間220円、<>1年間440円で携帯の電話番号を維持可能で、一時帰国時は日本に到着した瞬間からデータを使用可能。
プリペイドSIMカードをわざわざ購入しなくてもいいし(30日・10GBで2,500円前後が相場)、ポケットWiFiをわざわざレンタルする必要もないし(30日・無制限で5,000~6,000円程度)、維持費は無料ではないが年間440円、毎月37円。
インドルピーに換算したら約20ルピー、これは毎月の維持費が「ほぼ無料」といっても過言ではないぞ。
注意点
一点大きな問題は、記事執筆時点(2022年6月)において、国際ローミングが使用できないという点。対応予定らしいが時期は未定。
私は「一時帰国時用のSIMカード」「日本の電話番号を保持すること」を目的としているのでこれは特に問題ではないが、楽天モバイルなら海外ローミング可能で2GBまでは追加料金なしで利用できる。人によってはこれがネックとなるかもしれない。
また、国際ローミングができないとSIMを有効化後にデータ通信ができているかどうかも確認できない。
乗り換え手順
さて、ここからは楽天モバイルからpovo2.0に乗り換えの手順を詳しく写真付きで説明する。
- 楽天モバイル側での手続き:MNP番号入手
- povo側での手続き:オンライン申込+本人確認
- povo側での手続き:eSIM有効化
- スマホの設定:eSIM設定
①楽天モバイル:MNP予約番号を入手する
- my楽天モバイルアプリを開き、右上のメニューから「契約プラン」を選択
- 下にスクロールして「その他のお手続き」
→「他社へのお乗り換え(MNP)」
- アンケートに回答し、「MNP予約番号を発行する」
→**MNP予約番号が発行**されるので控えておく。予約番号の有効期限は2週間。
②povo2.0:オンライン申込み+本人確認
私はアプリをダウンロードして、アプリから申し込んだ。
- povp2.0アプリをダウンロード
→「povo2.0を申し込む」
- メールアドレスを入力し「次へ」
→6桁の認証コードがメールで届くので入力して「次へ」
- SIMタイプ「eSIM」、契約タイプ「電話番号を引き継いで契約」を選択し「次へ」
→申込内容の確認をし、重要説明事項を読んでチェックマークを入れて「この内容で申し込む」
- 支払い方法「クレジットカード」を選択
→カード情報を入力して「設定する」
- 開通までのステップ画面が開くので「次へ進む」
→本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・在留カードのいずれか)を選択、注意事項を確認してチェックマークを入れて「次へ進む」
- 本人確認書類をアップロード(案内に従って撮影し「OK」をクリックして進む)
- 自分の顔写真を撮影
→撮影完了後「ホーム画面へ」
- 契約者の氏名、生年月日、電話番号、住所を入力し「次へ」
→利用者確認「はい」を選択し「次へ」
- 最後に、楽天モバイルから引き継ぐ電話番号とMNP予約番号を入力し「次へ」
→申し込み完了!
①MNP予約番号の入手と②povo2.0の申込に要した時間はたったの約30分。めっちゃスムーズ~!
③povo2.0:eSIM有効化
povo2.0を夜間に申し込んだので、翌朝日本時間5時半頃に本人確認完了のメールが届いた。
日本時間9時~20時に手続きを進めないとSIM有効化に時間がかかるので日中に作業開始。
- povo2.0アプリを開いて「povo2.0の切り替え/eSIMを発行する」→「続ける」
- SIM有効化のメッセージ「次へ」
→「eSIMの設定」 - 端末に応じてiPhoneまたはAndroidのアクティベーションコードをコピー
一連の手続きを終えると、povoからは利用開始のお知らせ、楽天モバイルからは解約完了のお知らせがメールで届いた。
とりあえず、
④スマホ:eSIMの設定
スマホの設定アプリからeSIMの設定を行う。
▼詳しくはこちら
eSIM開通手続き|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
私はSIMフリー版ののPixel 6(Android12)を使用しているのだが、実はSIMフリー版とソフトバンク版のPixel6はpovo2.0に対応していない。動作確認ができているのは「au版のPixel6」のみなので自己責任ですー。
▼正式な対応機種(動作確認済み)は以下から確認できます
対応機種・端末|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
- 設定アプリを開き「ネットワークとインターネット」
→SIMの右側の「+」をクリック
- モバイルネットワークへの接続が表示されたら「SIMをダウンロードしますか?」をタップ
→「次へ」
- 複数端末ある場合はQRコードをスキャン、そうでない場合は左下の「ヘルプ」
→「自分で入力」をタップ
- コードを入力し「続行」
→povoを使いますかと表示されたら「ダウンロード」
- ダウンロードが完了したら「設定」
→SIMの設定画面に移動。ダウンロードしたeSIMを有効にするため、「povo(またはKDDI)」を選択
- SIMを使用をオンにすれば、eSIMが有効になる。
- eSIM有効になったヨー!!!
eSIMのアクティベーションと設定に要した時間は15分。すべての手続き・設定が45分で終了した。なんて便利な時代になったのだ・・・
前述の通りpovoは国際ローミング未対応のため、海外在住の私には「データ通信できているかどうか」を確認する術がない。
▼右側の電波がpovo。日本国外では繋がらないからビックリマークがついてる~
一時帰国するまでわからない~\(^o^)/
た、た、たぶん、、大丈夫な、、、はずッッッ!!!
まとめ
いま「海外在住」で、
いま「楽天モバイルユーザー」で、
いま「eSIM端末」」を持っていて、
いま「運転免許証」か「マイナンバーカード」 を持っていて、
できるだけ安く日本の電話番号を維持したい、
できるだけ安く一時帰国用のSIMを維持したい、
という人にはいいんじゃないでしょうか、povo2.0。
通信状況を一時帰国するまで確認できない点がやはり難点だが・・・未対応端末を使用している身としては、ちと気になる。いや、なまら気になる。
一か月半後に一時帰国するので、早く試したい!
一か月半後(楽天モバイルのトランジションピリオド中)に一時帰国するなら、その時に日本で手続きした方がよかったんじゃないの?という話だが、なんとかなるっしょ精神の塊なのでフライングした感は正直否めなくもなくもなくもない(どっち)
無事日本で使えますようにー😂!
最後までお読みいただき有難うございましたෆ(◕ㅂ◕)ෆ
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