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インドで定期健康診断を受ける。前編(予約)

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インドゆるゆる生活

タイトル画像(インドで定期健康診断を受ける。前編(予約))

ナマステ、インド在住のKome(@chankomeppy)です。

私はインドの日系企業で現地採用として働いているのだが、毎年日本で健康診断を受けており、年に一度健康診断帰国をしていた。

今年度も、今週末(2020年3月第1週)に健康診断のために帰国しようと思っていたのだが、日本でコロナウイルスが広がってきているので不安&インドに入国できなくなる危険があると思い、インドで健康診断を受けることにした。

日本への帰国を諦めた後、日本人に対しても入国制限が始まった。

もっと詳しく!
【日本人のインドビザ無効】インド入国に関する情報を随時更新

インドで、日本の法律に則った定期健康診断を受けることはあまりないかな?と思い、まとめてみることにした。まずは予約編

▼目次はこちら (クリックして表示)

定期健康診断とは

日本では、労働安全衛生法で事業主が年に一度従業員に対して定期健康診断(定期健診)を実施することが義務付けられている。

そのため、病院は法定項目を満たす「定期健診パック」を用意してくれており、今までは特に何も考えずに健康診断を受けていた。

東南アジアなど日本人駐在員が多い地域の日本人向けクリニックでは、日本人駐在員向けに「定期健診パック」を用意しているのだろうが、ここはインドだ。

インドの病院に日本人駐在員向けの「定期健診パック」なんて存在しない

しかし「定期健診パック」と同じ内容の項目を受けなければならない。

ちなみに、日本の法律で定められている健診項目は以下の11項目だ。

一般健康診断の11項目(労働安全衛生規則44条)
  1. 既往歴、業務歴の調査
  2. 自覚症状、他覚症状の有無の検査
  3. 身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査
  4. 胸部エックス線検査、喀痰検査
  5. 血圧の測定
  6. 貧血検査
  7. 肝機能検査
  8. 血中脂質検査
  9. 血糖検査
  10. 尿検査
  11. 心電図検査

(Wikipediaより)

日本人によくみられる疾患に合わせた健診内容だと思うので、インドに住んでいる私にはインドの健診内容の方が合っているのでは。

また、私は現地採用で日本本社の従業員ではないし、日本の法律で定められた項目を受ける必要はないのでは。

そう思うも、会社的にそういうのはよくないみたいなので、この11項目を受けられるところを探すことに。

病院を探す

健康診断のためにわざわざ遠くの病院に行くのはだるい。できるだけ近場で済ませたいものだ。

最寄の私立総合病院のホームページを見てみると、健康診断(Health Check-Up)についてのページがあった。

最寄の総合病院の健康診断パッケージ

パッケージ数が非常に多く、健診料金も6300ルピー(約1万円)~12万5000ルピー(約19万円弱)まで幅広い。

インドでは健康診断は基本的に自己責任なので、日本のように会社が従業員に行わせる義務はない。だからそれぞれのニーズに合わせて色んなプランを用意しているのかもしれない。

また、一体どんな人が19万円もする健診を受けるのだろうと思うが、ムンバイにはとんでもないお金持ち達がたくさん住んでいるので、それなりにニーズがあるのかもしれない。

インドの健康診断項目

各ページをクリックして健診の詳細を見てみるが、やはり日本と健診内容が異なる…

健診内容

赤字日本の定期健診項目に入っているもの、青字日本の定期健診では検査しないもの。

インドはぽっちゃりさんが多い
食後の血糖値も計測
・・・糖尿病患者が多い。

脂質代謝検査項目が充実
・・・「日本のぽっちゃり」=「インドの標準体型」レベル。

腎機能検査項目が多い
・・・メタボが原因で慢性腎不全患者が増えているらしい。

これらに加え、内科医、婦人科医、歯科医、耳鼻科医、歯科医、栄養士との問診があるそうだ。なんという充実っぷり。

病院に問い合わせて予約する

ネットで予約もできるのだが、自分で調べてみた結果パッケージに含まれている分だけでは法定項目をカバーできなさそうなので、病院に電話で問い合わせてみた、ここには書かれていない身体測定(身長・体重・視力・胸囲・血圧)と胸部X線も検査してくれるとのことで、法定11項目をカバーできた。わーい😄

青字の項目は余分なんだよなぁ…と思い、ダメ元で「必要な項目だけ診断してもらいたいんですけど」と聞いてみた。

インドは色んな事に対して非常にフレキシブルに対応してくれる国なので、何事も「あわよくば精神」で挑んでみることが大事である。

結果は「ダメです

そりゃそうですよね、Hahaha…。いいんです、ダメ元だから。

というわけで、やむを得ず日本で受けるよりも充実した内容の健診を受けることになった。

後編につづく。

後編(検診当日)はこちら。